「クスノキ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「クスノキ」の花言葉とは? 花言葉

「クスノキ」「クスノキ」科ニッケイ属の常緑樹です。

関東地方以西から沖縄の太平洋側、海外では中国以南の暖地に分布します。

人の手の入らない森林にはほとんど見られません。

神社の境内で育てられ神社林とされた他、街路樹、公園樹、かつては天然樟脳をとるための植樹林としても植えられました。

花期は5月から6月で、果期は10月から11月です。

今回は、「クスノキ」の花言葉について解説します。

「クスノキ」の花言葉

「芳香」といいます。

これは「クスノキ」の葉や木にほのかに甘い芳香がある事や、香料としても用いられる樟脳の原料にもなる事からついた花言葉です。

香水や花など、香りの良いものを扱う人に向く花言葉です。

エアコン販売や清掃業者のイメージにも利用出来ます。

向いていないのは、関係の浅い異性です。

香りは一定以上近付く必要があり、単なる見た目について話題にするよりずっと生々しい印象を与えてしまいます。

お香を常習的に使う平安時代の貴族社会なら問題なかったようですが、現代に日常会話で使うのは難しいでしょう。

また、改善して欲しいと思って贈るのにも向きません。

嗅覚は麻痺しやすく、自分の香りについて客観的な観点を持つ人はほとんどいないため、平行線の会話になるだけです。

更に、思い込みから、存在しない臭いを感じてしまう事もあるのです。

「クスノキ」の豆知識

「クスノキ」は幹や枝葉から樟脳を作る事ができます。

その用途は、セルロイドの可塑剤のような工業用から、防虫、鎮痛、鎮痒、消炎、清涼感を与えるなど幅広く、また生成樟脳である「カンフル」は強心剤として利用された事もありました。

調子を崩した事業などに、リスクを伴う過激なテコ入れをする事を「カンフル剤を使う」と言いますが、その語源です。

「クスノキ」から樟脳を作る方式は、6世紀にアラビアで発明され、日本には16世紀に伝わったとされています。

その後植民地を利用して生産を拡大し、20世紀初めには、日本は世界最大の樟脳生産国となりました。

その後化学合成品に圧され次第に数を減らし、セルロイドの需要がプラスチックに置き換わった事などから、樟脳の需要自体が減少していきました。

現在は、少量が九州の一部で製造されるに留まります。

まとめ

「クスノキ」はあちこちで見かける事が出来る木です。

花言葉を知っていれば、それに気付き興味を持つ事が出来るでしょう。

風景の解像度を上げてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。

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