「ヤマボウシ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ヤマボウシ」の花言葉とは? 花言葉

「ヤマボウシ」はミズキ科ミズキ属の落葉高木です。

その花が白い頭巾をかぶった僧侶をイメージさせることからこの名が付きました。

主に観賞用に利用される種で、花は整った形をしていて美しいと評判です。

花の中心部は緑色の球形で、それを十字の形に取り囲む4枚の総苞(そうほう)は真っ白。

ゆえに花を見ると目が覚めるようなその白さに心惹かれることもあるかと思いますが、実は花びらのように見える白い総苞は葉が変化してできたものです。

開花期は6〜7月。

有名な仲間であるハナミズキが春の花であるのに対し、こちらは初夏の花といえます。

「ヤマボウシ」の花言葉

「ヤマボウシ」の花言葉は「友情」です。

花言葉の由来についてはっきりとしたことは分かっていませんが、仲間のハナミズキからイメージされたものではないかという説があります。

ハナミズキは北米原産の木で、1915年にアメリカのワシントン市から贈られたことが日本における栽培の始まりです。

そして、その贈り物は1912年に当時の東京市から贈られたソメイヨシノ(サクラ)に対する返礼としてのものでした。

これらは日米友好を願ったもので、その時に贈られたハナミズキは現在、東京都立園芸高等学校に残っているそうです。

ちなみに「ヤマボウシ」はハナミズキ同様高木なので個人間のギフトにするには大きすぎますが、友情を育むべき場所、例えば小学校や中学校、公民館、児童館といった場所に植えるには良いでしょう。

余談ですがハナミズキは「アメリカヤマボウシ」と呼ばれることがあります。

「ヤマボウシ」の豆知識

「ヤマボウシ」は日本の東北地方南部〜沖縄、それから朝鮮半島や中国などに分布しています。

しかし耐寒性はハナミズキより強いので、北海道南部でも栽培可能です。

「ヤマボウシ」の花は美しいですが、秋になると赤くきれいに紅葉するという点も魅力。

おまけに丸くて真っ赤な実はマンゴーのような味で美味であると評されています。

これは皮をむいて生で食べることができるほか、ジャムや果実酒にも利用することが可能です。

また熟した実の表面が桑の実に似ていることから「ヤマグワ」とも呼ばれます。

他にも樹形が自然に整いやすいため剪定が比較的楽、病気(特にハナミズキ炭疽病)に強いなどといった強みがあり、街路樹、庭木、公園樹などに良いでしょう。

ちなみに黄緑色やピンク色の花を付ける品種もあり、そちらも人気です。

まとめ

「ヤマボウシ」はミズキ科の落葉高木です。

ハナミズキの仲間ですが、アメリカからやってきたあちらとは違い「ヤマボウシ」は日本の在来種。

4枚の大きな花びらを持つように見える花を咲かせます。

花の色は白、ピンク、黄緑など。

花言葉は「友情」です。

高木なので、例えば友情を育む場所でもある学校や児童館などに良いでしょう。

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