茶聖の名を持つ「リキュウバイ(利休梅)」は、バラ科ヤナギザクラ属の落葉樹です。
中国原産で、日本へは明治時代に渡来し、庭木や公園樹、茶花などに利用されます。
花は5枚の白い花弁がやや隙間を空けて付き、花期は3月から4月です。
今回は、「リキュウバイ」の花言葉について解説します。
「リキュウバイ(利休梅)」の花言葉
「控えめな美しさ」「気品」といいます。
いずれも良い意味で、贈り物に向きます。
複数の人を対象にしたお祝い会場などでは意味がぼやけます。
花自体を表す言葉と考えて飾るなら良いでしょう。
「控えめな美しさ」
「リキュウバイ」は「梅」の文字が付きますが、樹高は5mが限度で、花も白く控えめな印象があります。
そんなところから付いた花言葉です。
美しいけれど控えめで、表に出る事を好まない人へ贈るのに向きます。
派手さはないけれど隅々まで行き届いたデザインのフォーマルウェアのブランドイメージにも使えます。
スマホの待ち受けにして、自分の美しさや控えめな態度が崩れていないか意識するのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、派手で嫌でも目に入るような美しさがある人です。
「もう少し控えめにした方が良い」という意図で贈る事は出来ますが、美しさは微妙なバランスで成り立っているものなので、明確な改善後イメージを作っておきましょう。
単なるやっかみなら、自分を貶めるだけで無意味です。
「気品」
「控えめな美しさ」に続く花言葉です。
気品のある振る舞いは、人を美しく見せ、みっともなく出しゃばる事も出来なくなります。
場の雰囲気を支配するような、美しく気品ある人へ贈るのに向きます。
特別に容姿が整っている訳ではないけれど、ゆったりした仕草や言葉から気品が感じられ、魅力的な人にも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、下品な人です。
付け焼き刃で直せるようなものではなく、しかも下品な人は下品さを正当化する事があるため、助言の意味でもなかなか効果は上がりません。
「リキュウバイ(利休梅)」の豆知識
「リキュウバイ」の名は茶聖「千利休」が好みそうで、梅に似た花、という意味で付いた名前です。
「リキュウバイ」が日本に渡来した時期は、千利休の死から300年以上後なので、直接の接点はなく、当時の種苗業者が販売戦略として付けた名前です。
別名に「ウメウツギ」「バイカシモツケ」などがあります。
まとめ
「リキュウバイ」は、早春の庭を明るくしてくれます。
花言葉を知れば、更に風情が感じられるでしょう。
花を一層彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。