「ユリズイセン(百合水仙)」はユリズイセン科アルストロメリア属のブラジル・アルゼンチンといった南アメリカ原産の植物です。
別名インカノユリとも呼ばれます。
アメリカ、オーストラリアで帰化しており、日本でも大正時代末期に渡来して以降、5月から7月にかけて地面が高温多湿になりにくいような草むらなどで見かけられるようになりました。
そんな「ユリズイセン(百合水仙)」の花言葉について詳しく解説します。
「ユリズイセン(百合水仙)」の花言葉
「ユリズイセン(百合水仙)」とは花がユリにもスイセンにも似ていることからつけられた名前です。
学名ではAlstromeria psittacinaと表記されますが、18世紀の植物学者であったClas Alstroemer男爵の名前からAlstromeriaが、そしてラテン語でオウム色を指すpsittacinusからpsittacinaがつけられたと言われています。
オウム色の名前のとおり「ユリズイセン(百合水仙)」の花びらは赤、黄緑、白色のグラデーション、黒い斑点といったさまざまな色模様が入っていることが特徴といえます。
そんな「ユリズイセン(百合水仙)」の花言葉は「エキゾチック」、「持続」、「幸福」、「幸福な日々」です。
これらの由来について説明します。
「ユリズイセン(百合水仙)」の花言葉「エキゾチック」
オウム色の花びらを持つ「ユリズイセン(百合水仙)」は、その見た目がまさに「エキゾチック」です。
特に花びらに黒い斑点が斑模様に入り、ラッパに似たような形の花が一本の茎にいくつも咲く姿に異国の雰囲気が感じられることから「エキゾチック」の花言葉がつけられたようです。
「ユリズイセン(百合水仙)」の花言葉「持続」
「ユリズイセン(百合水仙)」は丈夫な植物です。
園芸種としてではなく、帰化した野生種としても花をたくさん咲かせることからもわかるように、一度根付くとよく増え、たくさんの花をつけることができます。
そんな花の丈夫さから「持続」の花言葉はつけられました。
「ユリズイセン(百合水仙)」の花言葉「幸福」「幸福な日々」
「ユリズイセン(百合水仙)」は花持ちがいい植物としても知られています。
切り花を飾る際でも、特に注意を払ってやらずとも長い期間花を楽しむことができます。
そんな長く花をつけてくれる様子から「幸福」「幸福な日々」といった幸せな花言葉がつきました。
「ユリズイセン(百合水仙)」の豆知識
「ユリズイセン(百合水仙)」は園芸種としても有名なアルストロメリアの原種の一つであると言われています。
アルストロメリア属の植物は総じて花持ちが良いため、縁起がいい花として開業祝いなどで贈られることが多くあります。
まとめ
「ユリズイセン(百合水仙)」は見た目だけでなく、花言葉も華やかな印象のものが多いです。
花を贈る際の参考になさってください。