「ヤマラッキョウ(山辣韮)」はヒガンバナ科ネギ属の多年草です。
海外では中国、朝鮮、台湾、国内では本州から九州にかけて分布し、山地の草原に生育します。
花は紅紫色の小花が密集して4cm程の球形になります。
花期は9月から11月です。
今回は、「ヤマラッキョウ」の花言葉について解説します。
「ヤマラッキョウ(山辣韮)」の花言葉
「慎ましいあなた」「八方美人」といいます。
意味が狭く、良い意味にも悪い意味にもなる言葉なので、贈る時は相手を選び、意図を正しく伝えましょう。
「慎ましいあなた」
「ヤマラッキョウ」は、花の盛りである春から夏には花を咲かせず、秋にようやく花が咲き、その後は枯れて地上から姿を消してしまいます。
この、慎ましやかで目立つ事が苦手な人のような性質から付いた花言葉です。
実力はあるけれど、遠慮深く慎ましい人へ贈るのに向きます。
業界でトップシェアを取る事を必ずしも目標としておらず、堅実に運営する会社のシンボルにしても良いでしょう。
出しゃばり過ぎて人との関係が悪くなりかけた時、家に「ヤマラッキョウ」を飾り、慎ましさを意識するのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、単に前に出るのが怖いだけの人です。
慎ましいというのは、出来る事を敢えて遠慮してやらない時だけの表現です。
「八方美人」
「ヤマラッキョウ」の花は、球形のいわゆる「ねぎ坊主」を形成しますが、花は「ネギ」よりカラフルで豪華な印象があります。
この特徴を、周囲全てに良い顔を見せる八方美人に喩えた花言葉です。
関係性が浅い相手には悪口になり、使うのに適しません。
ごく親しい相手に対する冗談のニュアンスであれば、問題ありません。
様々な趣味講座に通い、いずれも良い結果を出している親しい友人へ贈るのに向きます。
意味を広げして、後ろ姿も横顔も美しい友人にも良いでしょう。
この花言葉を贈るのに特に合わないのは、共通の友達と喧嘩している時です。
「敵の味方は敵」などと言っていたら、すぐ孤立してしまいます。
「ヤマラッキョウ(山辣韮)」の豆知識
「ヤマラッキョウ」の名の由来は、山に生える「ラッキョウ」という意味です。
実際に引き抜いてみると、ラッキョウに似た膨らんだ地下茎が出来ています。
一方、ラッキョウと違って分球せず増えにくいため、収量が乏しく、効率の良い野草とは言えません。
まとめ
「ヤマラッキョウ」は特徴的で美しい花を咲かせます。
花言葉を知れば、開花時期を意識する事も出来るでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。