「セイシカ(聖紫花)」はツツジ科ツツジ属の常緑樹です。
海外では中国、台湾、国内では八重山諸島の石垣島と西表島に分布し、川沿いに生育します。
花は漏斗形で淡桃紫色から桃色で、内側の上部に紅紫色の斑点があります。
花期は、3月から4月です。
今回は、「セイシカ」の花言葉について解説します。
「セイシカ(聖紫花)」の花言葉
「自制心」「自尊心」といいます。
いずれも比較的良い意味ですが、やや人を選ぶ言葉です。
意味が合う相手なら、贈り物に向きます。
国内の野生個体は非常に少ないため、贈る場合は、栽培個体か画像にしましょう。
「自制心」
ツツジ属に共通する花言葉ですが、解釈は異なります。
ツツジの場合、乾燥に強い性質から付いたものですが、「セイシカ」は乾燥に弱い品種です。
一方、灼熱の気候や台風には強く、無事に美しい花を咲かせる事から、この花言葉に合います。
どんな辛い時も自制する心があり、安定したパフォーマンスで仕事出来る人へ贈るのに向きます。
寺院や修道院で修行する友人にも合うでしょう。
子供に贈り、我慢強さを教える事も出来ます。
この花言葉が合わないのは、欲望に逆らえない人です。
それで周囲に迷惑をかけていないなら、口出しする事もありません。
他人に迷惑をかけ、それを知っても自制できない人なら、黙って距離を取りましょう。
「自尊心」
美しく上向きの花の姿と、ツツジ属の中では背が高く堂々といているところから付いた花言葉です。
プライドと実力を備えた人へ贈るのに向きます。
高等教育を無事修得したという誇りを持つべき大学の卒業式のディスプレイにも使えます。
スマホの待ち受けにして、自尊心に恥じない行動が出来ているか、都度省みるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、自己評価が低く卑屈な人です。
叱咤激励する時には使えますが、自尊心は結果であり、持てと言われて持つものでもないので、効果はあまり期待できません。
「セイシカ(聖紫花)」の豆知識
「セイシカ」の名は、清楚で美しい事が由来とされています。
別名を「ヤエヤマセイシカ」といい、これは八重山諸島固有の「セイシカ」という意味です。
方言で「メイキ」や「ミキ」とも呼ばれます。
奄美諸島の「アマミセイシカ」は、「セイシカ」の変種で、花色などがやや異なります。
まとめ
「セイシカ」は美しい花ですが、普通のツツジと思い見過ごす事もあるでしょう。
花言葉を知り、興味を深めれば、存在に気付き南国に思いを馳せる事も出来るでしょう。
風景の解像度を増す、花言葉を是非参考にして下さい。