食虫植物として名高い「モウセンゴケ(ドロセラ)」は、「モウセンゴケ」科「モウセンゴケ」属の多年草です。
北半球の高山や寒地に分布し、日本では北海道から九州にかけて自生が見られますが、絶滅危惧種となっています。
葉の表面に粘毛があり、これによって虫を捕らえ養分とします。
名前に「コケ」とは付きますが、コケの仲間ではありません。
花は花弁を5枚つけ、花色は白、赤、ピンク、オレンジ、黄色、花期は3月から5月です。
今回は、「モウセンゴケ」の花言葉について解説します。
「モウセンゴケ(ドロセラ)」の花言葉
「あなたに捧げる恋の歌」「不誠実」「無神経」「詐欺」などがあります。
良い意味もあるのですが、他の花言葉と合わせると悪い意味の入り口にしかならず、贈り物には向きません。
一方、食虫植物ファンに対しては、チャームポイントとして受け容れられるでしょう。
「あなたに捧げる恋の歌」
「モウセンゴケ」が甘い香りで虫を騙し、引き寄せる様子を、窓の下で恋人に歌いかけて呼ぶ、西洋の恋物語に見立てた花言葉です。
同じ由来で「セレナーデ」「物思い」などの花言葉も付いています。
食虫植物好きの相手に対する恋の告白や、愛情表現に向きます。
創作で、歪んだ愛情を持つキャラクタのイメージにも良いでしょう。
「不誠実」
甘い香りで虫を惹きつけておいて、捕食する性質から付いた花言葉です。
人に贈ると悪口にしかなりません。
創作で二面性があるキャラクタなどのイメージには使えます。
「無神経」
捕らえられた虫がどんなに騒いでも意に介さず、そのまま消化してしまう事から付いた花言葉です。
精神的にタフな親しい友人へ贈るのに向きます。
肉体的にタフで、どんな打撃でも怯まない格闘家にも良いでしょう。
色々な事を気にして身動きが取れない時、「モウセンゴケ」を眺め、多少の無神経さを見習うのも良いでしょう。
多くの場合、悪口や非難する言葉にしかならないので、通常は人に使ってはいけません。
「詐欺」
甘い香りで騙し、そのまま消化してしまう一連の様子から付いた花言葉です。
比較的軽く使われてしまう事がある言葉ですが、非常に悪い意味で、甚だしい侮辱になるので、誰かに使うのはやめましょう。
冗談だとしても、相手がそう受け取るとは限りません。
創作で詐欺行為の伏線として描写するには使えます。
まとめ
「モウセンゴケ」は興味深い性質を持つ植物です。
花言葉を知り、興味を深めれば、更に新たな発見があるでしょう。
植物との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。