「ムラサキカタバミ(紫色片喰)」は、カタバミ科カタバミ属の多年草です。
南アメリカ原産で、世界中に帰化しており、日本でも江戸時代に鑑賞用として持ち込まれた後帰化しています。
花は直径1. 5cmほどで、淡紅紫色の花弁を5枚つけ、数個まとまって咲きます。
花期は6月から7月です。
日本では、果実は通常実らず、木子(小球根)による栄養繁殖で広がります。
今回は、「ムラサキカタバミ」の花言葉について解説します。
「ムラサキカタバミ(紫色片喰)」の花言葉
「心の輝き」「喜び」「恋愛恐怖症」といいます。
「カタバミ」の花言葉と一部共通します。
良い言葉とあまり良くない言葉が混じるため、贈る時は意図を明らかにしましょう。
「心の輝き」
カタバミ属は、シュウ酸という酸性物質を含む事から、サビ落としの効果があります。
このため、真鍮製の鏡や仏具を磨く時などに利用されました。
これを、心を磨くのに喩えた花言葉です。
心がけが良く、希望に満ちて眩しい人へ贈るのに向く花言葉です。
悪い事をして反省している子供に対し、今後心を綺麗に保つ教えとして贈るのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、きらびやかなのは外面だけで、内面は濁っている人です。
助言なら意味は合いますが、聞き入れるかは別問題です。
「喜び」
こちらもカタバミ属共通の花言葉で、カタバミがキリストの復活祭(イースター)の頃に咲き「ハレルヤ」とも呼ばれる事から付いた花言葉です。
喜ばしい事があった親しい人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合いそうで合わないのは、大人数が参加するお祝いの飾りです。
他の花言葉にあまり良くない意味が混ざるため、悪く解釈する人が出る可能性が高まります。
親しい人なら誤解に気付くのも、それを解消するのも容易いですが、そうでないと、気付いた時には変に広まっている場合もあるのです。
「恋愛恐怖症」
「ムラサキカタバミ」は、日本やヨーロッパでは果実をつけない事からイメージされた花言葉です。
良くない意味で、通常誰かに対して使うには向きません。
ごく軽いニュアンスで、異性に慣れていないなどの理由で、恋愛に臆病になっている親しい人へ、同情や共感の意味で贈る事はできます。
創作などで、恋愛に強いトラウマを持つキャラクタのイメージには良いでしょう。
まとめ
「ムラサキカタバミ」は雑草扱いされますが、可愛らしい花です。
花言葉を知れば、より興味が深まるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。