鳥の名を持つ「ホトトギス(杜鵑草)」は、ユリ科「ホトトギス」属の多年草です。
日本固有種で、太平洋側の岩場や斜面などやや湿った場所に生育します。
幾つかの種がありますが通常、白地に紫色の斑点が付く花を咲かせ、花期は8月から9月です。
今回は、「ホトトギス」の花言葉について解説します。
「ホトトギス(杜鵑草)」の花言葉
「永遠にあなたのもの」「秘めた意志」などがあります。
プロポーズなどに向く、強い意味の言葉で、他のタイミングで使うと誤解される事があるため意図は明確にしましょう。
「永遠にあなたのもの」
「ホトトギス」は花持ちが良く、2ヶ月ほど咲き続けるため付いた花言葉です。
同じ由来で「永遠の若さ」という花言葉も付いています。
プロポーズに添えて贈るのに向きます。
一生ものになる上質なプレゼントへ添えるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、お金を貸した相手です。
借金した人は、返さないで良い理由を探す事に、全神経を集中しています。
全く別のタイミングで渡してもこじつけて解釈するので、隙を見せるのはやめましょう。
「秘めた意志」
「ホトトギス」の名前の由来は、鳥の「ホトトギス(不如帰)」です。
花にある斑点模様が、不如帰を思わせた事から付いた名で、鳥の方が先になります。
「ホトトギス」の音は「ホットホトギ」という鳴き声から付いたものです。
不如帰の文字の方は、「帰るに如か不(ず)」という漢文が元で、「帰りたい」という意味になります。
これは中国の故事で、昔、不祥事で退位させられた皇帝がいました。
彼はこれを恥じて国から去りました。
その後戻りたいと思ったものの果たせず、死後、不如帰に姿を変え「国へ帰りたい」と泣いた、というものです。
生前はかなえられなかった皇帝の気持ちを表したのが、「秘めた意志」という花言葉です。
同じ由来で「秘めた恋」「秘めた思い」「恥ずかしがりや」などの花言葉も付いています。
秘めた気持ちを伝えるという意味で、恋の告白に向く花言葉です。
スマホの待ち受けにして、自分の夢を常に意識するのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、関係が浅く、何を考えているか知らない人です。
「付きまとわれているのでは」と、警戒されます。
まとめ
「ホトトギス」は名前も姿も特徴的な花です。
花言葉を知り、興味を深めれば、その由来にも触れられるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。