「ヒメジョオン(ヒメジオン)」は、キク科ムカシヨモギ属の越年草です。
北アメリカ原産で、ヨーロッパ、アジアに移入しています。
日本には1865年に「ヤナギバヒメギク(柳葉姫菊)」等の名で導入後流出、全国的に帰化しました。
花は一重のキクで、黄色い筒状花の周囲に白い針状の花弁(舌状花)が生え、花期は5月から8月です。
今回は、「ヒメジョオン」の花言葉について解説します。
「ヒメジョオン(ヒメジオン)」の花言葉
「素朴で清楚」「いつも一緒」といいます。
どちらも良い意味の花言葉で、贈り物にも合います。
ただし、雑草として嫌う人もいるので、相手の好みは把握しておきましょう。
「素朴で清楚」
場所を選ばず道端にも咲く性質と、白い花の姿を合わせた花言葉です。
飾り気がなくすっきりしていながら、みすぼらしい印象がない友人に贈るのに向きます。
修道院や禅寺などで、禁欲的に生活している友人にも合います。
飾り気はないけれど丈夫でシルエットの良いファッションブランドのイメージにも良いでしょう。
スマホの待ち受けにして、無用に着飾って悪い印象を与えていないか意識するのにも使えます。
この花言葉が合わないのは、シンプルさを追求している人です。
こういう人は素朴に見えて、自然に見えるために工夫しつくしており、自己主張もしっかりあります。
「いつも一緒」
姿の似た「ハルジオン」と比べ、「ヒメジョオン」の花は小さいけれど数が多くまとまって咲く事から付いた花言葉です。
仲が良く、何かと一緒に行動する友人や配偶者へ贈るのに向きます。
いつも一緒でいたいという意味で、恋の告白やプロポーズにも合います。
いつも身に付ける腕時計のデザインにも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、関係が浅くいつも一緒にいる訳でも、いたい訳でもない人です。
一方、あなたがいつも一緒にいたいと思っても、相手が違う場合は向きません。
相手と一定の合意あってこその花言葉です。
「ヒメジョオン(ヒメジオン)」の豆知識
「ヒメジョオン」の名前は「姫女宛(宛は草冠)」と書きます。
「ヒメ」は小さい事を意味し、「ジョオン」は中国産の野草を指します。
しばしば混同される「ハルジオン」は、「春紫苑」と書きますが、これはシオン属の花のためです。
姿が似ているので「姫紫苑」と書きたくなりますが、これは「ヒメシオン」という別の植物になります。
まとめ
「ヒメジョオン」は、雑草として見過ごされやすい、身近な花です。
花言葉を知り、興味を深めれば、意外な一面にも気づけるでしょう。
花を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。