「白い彼岸花」の花をご存知でしょうか。
中国原産、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草です。
今回は「白い彼岸花」の花言葉や由来について、詳しく見ていきましょう。
「白い彼岸花」の花言葉
「白い彼岸花」の2つの花言葉を、さっそくご紹介します。
「また会う日を楽しみに」
「白い彼岸花」の花は、9月~10月頃に開花します。
たくさんの花びらと、蝶の触覚のような雄しべと雌しべが飛び出てる、華々しい姿をしています。
その姿を秋にしか見られないことから、「また会う日を楽しみに」という、次の開花を待ちわびるような花言葉が生まれました。
「彼岸花」の花は、赤色が多く咲いているため、「白い彼岸花」は、さらに貴重な存在であるとも言えます。
開花が待ち遠しくなるような、美しい花です。
「思うはあなたひとり」
白色の花の花言葉には、「純白」「純潔」などの言葉があります。
「白い彼岸花」の純白にちなんで、「思うはあなたひとり」という一途さを表した花言葉が生まれました。
毎年決まった時期にのみ真っ白な花を咲かせる、「白い彼岸花」らしいひたむきな花言葉です。
「白い彼岸花」の名前の由来
「彼岸花」という名前は、秋のお彼岸の時期に咲く花であることが由来となり、名付けられたと言われています。
お彼岸は、先に旅立った先祖や大切な人を供養する、大切な時期です。
お彼岸に咲く「白い彼岸花」は、大切な人を思う気持ちに寄り添ってくれるような、温かみのある存在です。
「白い彼岸花」の豆知識
「彼岸花」は、赤色がポピュラーと言われているため、「白い彼岸花」は、実はとても珍しい花なのです。
どれほど珍しいかと言うと、日本では九州以外ではあまり多く自生していません。
「白い彼岸花」の名所と言われているのが、福岡県築上郡築上町にある「伝法寺」です。
「伝法寺」には、10,000本以上の「白い彼岸花」が自生しています。
ここまでたくさんの「白い彼岸花」が見られる所は、他では中々ありません。
お近くにお越しの際は、一面に広がる美しい「白い彼岸花」を、ゆっくり観察してみてください。
まとめ
一途な花言葉を持つ「白い彼岸花」は、華々しい姿ながらも品があり、とても見ごたえのある花です。
「赤い彼岸花」に比べると、咲いている場所が少なく見つけにくいため、珍しい「白い彼岸花」を見かけた時は、何か良いことが起こるかもしれません。