辛み調味料の定番である「唐辛子(トウガラシ)」は、ナス科「トウガラシ」属の総称です。
熱帯アメリカ原産で、紀元前6000年頃の栽培型が発見されています。
クリストファー・コロンブスによりヨーロッパへ伝えられ、日本へは16世紀頃に持ち込まれました。
花色は白く、花期は7月から11月です。
果実は赤く熟し、辛い品種と甘い品種が存在し、交配もできます。
今回は、「トウガラシ」の花言葉について解説します。
「唐辛子(トウガラシ)」の花言葉
「旧友」「辛辣」「生命力」「悪夢が覚めた」などがあります。
独特なものなどが含まれる為、贈る時は使う言葉を選びましょう。
「旧友」
「トウガラシ」は歴史が深く、人類と古い付き合いの大事な植物である事から付いた花言葉です。
幼い頃からの友人に贈るのに向く花言葉です。
卒業式の時、今後も長く付き合い、旧友になれるよう飾るのにも使えます。
友人用のペアリングなどの販売ディスプレイにも合います。
「トウガラシ」を食べる時、昔の友達を少し思い出してみるのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、仕事上の付き合いなど、関係の浅い人です。
「そんなに深く付き合うつもりはないのに」と思われ、曖昧な笑みで流されるだけでしょう。
「辛辣」
「トウガラシ」の辛さから付いた花言葉です。
子供の時に初めて口にした辛さを思い起こせば、どれだけ強烈かイメージが出来ます。
辛みだけではなく、風味に着目した「雅味」という花言葉も付いています。
舌鋒の切れ味が良い友人に贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、辛辣な事ばかり言うようになった配偶者です。
茶化している場合ではありません。
「生命力」
「トウガラシ」が丈夫な植物である事、食べた時に汗が出て自分の生命活動が活発になったように感じられる事、薬としても使われる事などが由来の花言葉です。
生命力に溢れ活動的な友人や恋人、家族などに贈るのに向きます。
高齢になっても元気な祖父母にも良いでしょう。
調子が悪くても良くても意味が合うため、曲解する相手でない限り、誰にでも向く花言葉です。
「悪夢が覚めた」
「トウガラシ」が青から赤に色が変わる事から付いた花言葉です。
辛みで眠気がスッキリするイメージとも繋がります。
愛情から変化していくイメージで、「嫉妬」という花言葉もあります。
転職などで、急に羨ましいぐらい調子を取り戻した友人などに贈るのに向きます。
「唐辛子(トウガラシ)」の豆知識
「トウガラシ」の名前は、中国からやって来たカラシという意味です。
遣唐使を始めた後の日本では、中国や外国の物産に「唐」と付ける事があります。
「カラシ」は和辛子の元になる「カラシナ」が元になった言葉で、辛いもの全般を呼びます。
「トウガラシ」は関東以北で「ナンバン」、九州で「コショウ」という方言でも呼ばれます。
まとめ
「トウガラシ」は身近な食べ物で、植物である事を意識する事も薄いかも知れません。
花言葉を知れば、より興味を持ち楽しめるでしょう。
植物を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。