「ヘレニウム(団子菊)」という花をご存知でしょうか。
北アメリカ原産、キク科ヘレニウム属の多年草です。
今回は「ヘレニウム(団子菊)」の花言葉や由来について、詳しく見ていきましょう。
「ヘレニウム(団子菊)」の花言葉
「ヘレニウム(団子菊)」には、多くの花言葉があります。
ここでは、4つの花言葉をご紹介します。
「寛容な心」
「ヘレニウム(団子菊)」は、花の中心部が、ボールのようにまん丸い形をしています。
その丸みのある柔らかい雰囲気が、「寛大な心」の由来と言われています。
沢山の花びらを、花芯が優しく受け止めているような、優しい印象の花です。
「上機嫌」
「ヘレニウム(団子菊)」の花は、黄色・オレンジ・赤といった明るい色をしています。
花の陽気な色合いが、「上機嫌」という花言葉の由来と言われています。
見ていると心がはつらつとしてくるような、明るい花です。
「恋の望み」
花びらよりも、まん丸い花芯が突き出ている姿が、希望を抱いて天を仰いでいるように見えることから、「恋の望み」という花言葉が生まれました。
希望に満ちた花言葉を持つ「ヘレニウム(団子菊)」なので、何か願いを込めて育ててみるのも良いでしょう。
「派手」
「ヘレニウム(団子菊)」の姿そのものを表した、「派手」という花言葉です。
ビビットカラーの花を咲かせる「ヘレニウム(団子菊)」は、遠くからでもその美しい存在がはっきり分かるほどの華やかさがあります。
人目をひくほど美しい花です。
「ヘレニウム(団子菊)」の名前の由来
「ヘレニウム」は、「涙」という意味があります。
古代ギリシャの国であるスパルタの王妃、「ヘレン、ヘレネー」が由来と言われています。
王妃の美しさが招いた争い事により、多くの人が命を落としました。
その事を悲しみ、「ヘレン、ヘレネー」がこぼした涙から「ヘレニウム(団子菊)」の花が生まれた、という逸話があります。
和名である「団子菊」は、花芯が団子のように丸い形をしていることが由来と言われています。
英名と和名では、名前の由来が大きく違っています。
「ヘレニウム(団子菊)」の豆知識
「ヘレニウム(団子菊)」は、北アメリカ原産の植物ですが、日本に持ち込まれたのは大正時代と言われています。
当時から、観賞用の植物として人々の心を癒していました。
どことなくレトロな雰囲気が漂う「ヘレニウム(団子菊)」ですが、100年以上という長きにわたって日本で大切に育てられている、貴重な植物です。
まとめ
明るい意味の花言葉を多く持つ「ヘレニウム(団子菊)」は、見ているだけで元気になるような植物です。
どこかで見かけた時は、ゆっくり観察してみてください。