「キンラン」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「キンラン」の花言葉とは? 花言葉

「キンラン(金蘭)」はラン科キンラン属の多年草です。

その名の通り、毎年4~5月になると黄金色の花を付けます。

花びらが開き切らないという特徴があるので、花はチューリップに近い形になることが多いです。

手入れの生き届いた林のような場所を好み、また同じラン科キンラン属の仲間であるギンラン(銀蘭)と並んで咲くこともしばしばあります。

「キンラン」の花言葉

「キンラン」の花言葉は「華やかな美人」「眠れる才能」です。

「華やかな美人」については、とても華やかな花の黄金色に由来しています。

一方、「眠れる才能」の由来は奥ゆかしさや慎み深さをも思わせる花の形。

美しくもそれをひけらかさない「キンラン」の花は貴婦人に例えられることもしばしばです。

余談ですが似たような形の花を持つ仲間のギンランやササバギンランなども奥ゆかしさをイメージさせるような花言葉を持っています。

具体的にはギンランが「控えめな心」、ササバギンランが「そっと見守ってください」です。

「キンラン」の豆知識

かつては里山や雑木林で数多く見られたようですが、林業の衰退や放棄される里山の増加、盗掘などによりその数を急激に減らしています。

今では絶滅危惧種に指定されてしまっていますが、残念ながら人為的に増やすことはかなり困難であるようです。

その理由は「キンラン」がラン菌(菌根菌という言葉の方がより学術的に正確)と共生していることに加え、そのラン菌がある種の樹木とも共生関係にあるから。

つまり「キンラン」を育てるならばラン菌とラン菌と共生可能な樹木を同時に導入しなくてはならず、さらにラン菌が他の菌に駆逐されてしまわないようにしてやる必要があります。

もちろんこんなことは一般家庭や普通の園芸店などでは非常に困難な話で、成功例は0ではありませんが極めて稀です。

無論研究者にとってさえ大変なことなので、自生地から持ち帰って増やそうと考えたり、盗掘の可能性があるものを購入したりすることは止めましょう。

まとめ

「キンラン」は黄金色の花を付けるラン科の多年草で、花びらが開き切らないという特徴があります。

花言葉は「華やかな美人」「眠れる才能」

華やかな色を持ちながら慎み深さを感じさせる形をした花がその由来ですが、そういった特徴から森の貴婦人などと言われることもしばしばです。

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