「ディアスシア」は南アフリカ原産のゴマノハグサ科ディアスキア属の植物です。
ディアスキアとも言われます。
学名はDiascia barberaeで、一年草タイプ、多年草タイプの種類があり、観賞用として世界中で栽培されています。
今回は「ディアスシア」の花言葉について詳しく解説していきます。
「ディアスシア」の花言葉
「ディアスシア」は4月から6月に花をつけるのが一般的ですが、多年草タイプのものは10から12月にも白、ピンク、オレンジ、紫といった花をつけます。
そんな「ディアスシア」の花言葉は「私を許して」、「私を信じて」、「無邪気」です。
これらの花言葉の由来について説明します。
「ディアスシア」の花言葉「私を許して」
「ディアスシア」の花言葉が「私を許して」であるのはその花の形に由来すると言われています。
「ディアスシア」の花の大きさは2、3cmほどでゴマノハグサ科の植物に共通する独特の形、唇型をしています。
まるで人が口を開いた時の唇の形とそっくりなのですが、上唇にあたる部分は4つに分かれ、下唇にあたる部分は大きな1枚の花びらでできています。
さらに、下唇に当たる部分の背面には距(きょ)と呼ばれる2つの突起が出ており、和名はこれにちなんで「ニカクソウ(二角草)」と呼ばれます。
この距がまるで角のように見えることから、「ディアスシア」の花が怒っていると連想し、そこから「私を許して」という言葉がつけられました。
「ディアスシア」の花言葉「私を信じて」
「私を許して」の花言葉にも通じますが、距をもちまるで怒ったように見える「ディアスシア」を前にして、許して欲しいと乞いた後は「私を信じて」と言いたくなるものではないでしょうか。
そんな花に許しを乞う様からこの花言葉がつけられたと言われます。
「ディアスシア」の花言葉「無邪気」
「ディアスシア」は一つの茎から次々に花を咲かせることが特徴です。
小さなベルに似た唇型の花を複数咲かせる様は愛らしく、そんな花姿から「無邪気」という花言葉がつけられました。
「ディアスシア」の豆知識
原産地である南アフリカでは約70種が分布していると言われる「ディアスシア」ですが、日本では寄せ植えに用いられることが多いです。
ただし、蒸れに弱く灰色かび病、ウイルス病に罹りやすい上に、アブラムシ、ハダニが発生しやすい植物でもあるため風通しの良い場所に植えるなど工夫が必要です。
また一年草タイプの「ディアスシア」であれば種を採取して翌年も楽しむことが可能ですし、多年草タイプのものも挿木や株分けで増やすことができます。
まとめ
花の種類が多い「ディアスシア」は可愛らしい花姿をしています。
花言葉は許しを乞うものですので、ちょっとした謝罪の際に添えてみても良いかもしれませんね。