「サフラン」という花をご存知でしょうか。
地中海東部沿岸原産、アヤメ科クロッカス属の多年草です。
今回は「サフラン」の花言葉や由来について、詳しく見ていきましょう。
「サフラン」の花言葉
「サフラン」の3つの花言葉を、さっそくご紹介します。
「喜び」
「サフラン」と聞くと、パエリヤなどに使われる、黄色いスパイスを思い浮かべる方が多いと思います。
「サフラン」の原料は、花の中央にある赤色の雌しべです。
良い香りであることから、古くからハーブとしても親しまれていました。
「サフラン」の香りで気分が良くなることが、「喜び」の花言葉の由来と言われています。
人々の心を元気にしていくれる植物です。
「陽気」
「喜び」同様、「サフラン」の香りで高揚することを表した花言葉です。
香りだけでなく、パッと開いた薄紫色の花は、見ているだけで気持ちが明るくなるような印象があります。
花の中央から飛び出ている、赤い雌しべと黄色い雄しべからも、どこか陽気な雰囲気を感じる、可愛らしい花です。
「歓喜」
観賞用として楽しむだけではなく、スパイスやハーブ、時には薬としても使われていた「サフラン」は、人々に喜びを与える植物として、長い間愛されてきました。
そのことが、「歓喜」の由来と言われています。
「サフラン」は、自宅で育てることもできます。
何か喜ばしいことがあった時の贈り物としても、ふさわしい植物です。
「サフラン」の名前の由来
アラビア語で「黄色」の意味を持つ、「zafran(ザファラン)」が名前の由来と言われています。
「サフラン」の花の色は、薄紫色をしているので、黄色い雄しべが「zafran(ザファラン)」を意味しているようです。
サフランの花を見かけた時は、名前の由来でもある、雄しべにも注目してみてください。
「サフラン」の豆知識
スパイスとして使われる「サフラン」は、赤い雌しべを乾燥させてできたものです。
スーパーなどで販売されている「サフラン」ですが、1瓶(約0. 5g)に、何個分の「サフラン」の花の雌しべが使われていると思いますか?正解は、「約80個分の花の雌しべ」が使われています。
一見、少ししか入っていないように見えるのですが、約80個もの「サフラン」の花から摂れた、手間のかかったスパイスであることがよくわかる豆知識でした。
まとめ
「サフラン」は、見た目や香りで喜びを与えてくれる、古くから人々に愛され続けている植物です。
花言葉からも、喜びや明るさを感じることができます。
「サフラン」を見つけた時は、花の美しさと香りに癒されてみてください。