「シュンラン(春蘭)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「シュンラン(春蘭)」の花言葉とは? 花言葉

「シュンラン(春蘭)」はラン科シュンラン属の多年草です。

春に咲く蘭であることからその名が付きました。

また「ジジババ」「ホクロ」「オジオバア」などの別名もあります。

これらは花びらにある斑点が、ホクロや老人のシミのようであることから来ていると考えられているようです。

加えて「日本春蘭」「中国春蘭」と呼ばれることもあります。

名前通り「シュンラン(春蘭)」の中でも日本原産のものを「日本春蘭」、中国原産のものを「中国春蘭」と呼ぶのですが、花や葉などに細かな違いがあるのでかつては別種とされていました。

標準的な花は大きさ5~6cmほどで、色は黄緑、白、黄色など。

開花期は2~5月です。

「シュンラン(春蘭)」の花言葉

「シュンラン(春蘭)」の花言葉は「控えめな美」「飾らない心」「清純」「気品」などです。

このうち「控えめな美」「飾らない心」「シュンラン(春蘭)」の花の付き方に大きく影響を受けていると考えられています。

地面から花茎(かけい)と呼ばれる花だけが付く茎が伸び、開花期になるとその先に普通は一輪、まれに複数の花を付けるのですが、花茎は周りの葉と比較すると高くならないため、花は生い茂る葉の中に隠れるようにして咲くことが多いのです。

また「清純」「気品」はランの花言葉である「優雅」「美しい淑女」「上品」などと類似しています。

他にもこれらに似た花言葉を持つランの仲間は多く、ランの仲間が気品ある花として長らく愛されてきたということが伺えます。

「シュンラン(春蘭)」の豆知識

「シュンラン(春蘭)」は日本及び中国に分布し、日当たりや通気性の良い、やや乾燥した環境を好みます。

古くから花や葉を愛でるために栽培されてきただけでなく、若い花は山菜として食用にされてきました。

花茎ごと湯通しして酢の物にする、天ぷらにするなどといった用途のほか、塩漬け、梅酢漬けにしたものを「蘭茶(らんちゃ)」というお茶にすることもできます。

また現代においては様々な園芸品種が流通しており、花の色や形のバリエーションが豊富な日本春蘭の仲間、かの孔子に「尊い香り」と言わしめるほど香りが自慢の中国春蘭の仲間、花ではなく葉の観賞価値に重きを置く「柄物」など、好みや用途に合うものを選べる自由度の高さも魅力です。

まとめ

「シュンラン(春蘭)」はいわゆる東洋ランの一種で、その花や葉の美しさ、花の香りは古くから人々を魅了してきました。

今でも様々な園芸品種が市場に出回っており、また盛んに栽培されています。

花言葉は「控えめな美」「飾らない心」「清純」「気品」など。

花があまり高い位置に付かず、葉の中に隠れることも多いことからおしとやかなイメージがあるようです。

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