「バショウ(芭蕉)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「バショウ(芭蕉)」の花言葉とは? 花言葉

「バショウ(芭蕉)」「バショウ」「バショウ」属の多年草です。

中国原産で、日本へは平安字時代に渡来しており、古今和歌集に記述が見られます。

花は80cm程の花茎の先に付き、黄褐色の苞葉に包まれ、クリーム色の唇型です。

花期は7月から8月ですが、開花は稀です。

今回は、「バショウ」の花言葉について解説します。

「バショウ(芭蕉)」の花言葉

「燃える思い」です。

「バショウ」属の学名は「ムーサ」といいますが、これはギリシャ神話の女神「ムーサ」を指します。

ムーサ達は音楽を始めとした芸術全般を司り、英語で音楽を表す「ミュージック」の語源になっています。

芸術は作者の思いをダイレクトに伝えるためのテクニックと言い換えられ、そこが日常に溢れる単なる美しいものとの差です。

「燃える思い」は、ここから付いた花言葉です。

他に、暑い地方に生え、燃えさかる炎のように立派は葉を付ける事からもイメージできます。

燃え上がるような想いを込めた恋の告白に向く花言葉です。

勝利を目指すスポーツクラブの敷地に植えるのも良いでしょう。

大変辛いカレールーの商品イメージとしても使えます。

夢や勝利に向け努力する時、スマホの待ち受けにして自分を奮い立たせるのにも使えます。

この花言葉が合わないのは、見当違いな方向に頑張る人です。

後押しするのは、方向修正後にしましょう。

「バショウ(芭蕉)」の豆知識

「バショウ」の木に見える部分は、草がぎっしり巻かれ筒状になったもので、「偽茎」と呼ばれます。

これは同じ「バショウ」属のバナナにも見られる特徴です。

同属なだけに、果実もバナナと大変よく似ていますが、食べるのには向きません。

一方、大量の丈夫な葉が取れるため、繊維としての用途があり、同属の「イトバショウ(リュウキュウバショウ)」は、沖縄の特産品「芭蕉布」の原料になります。

他に、「バショウ」で思い浮かぶのは、江戸時代の俳人「松尾芭蕉」でしょう。

当時「桃青」の俳号を使っていた彼は、深川に自宅を構え「草庵」と名付けた後、弟子の1人が庭に「バショウ」を植えました。

この「バショウ」は立派に育ち、弟子達はいつしか「草庵」「芭蕉庵」と呼ぶようになりました。

これを面白がった彼は、戯れに自分の俳号を「芭蕉」に改めたのです。

まとめ

「バショウ」は目を惹く植物です。

花言葉を知り、興味を深めれば、様々なエピソードに触れられるでしょう。

花を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。

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