「クルクマ」という花は、和名の「ウコン」の方が有名かもしれません。
「ハルウコン」「キョウオウ」とも呼ばれるこの植物は熱帯アジア、アフリカ、オーストラリア原産で、ショウガ科クルクマ属の球根植物です。
暑さに非常に強く、5月頃から10月頃まで咲き続け、日差しに萎れがちな夏の花壇を元気にしてくれます。
今回はそんな「クルクマ」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「クルクマ」の花言葉「あなたの姿に酔いしれる」
「クルクマ」の花言葉ひとつめは「あなたの姿に酔いしれる」です。
南国の魅力に溢れた色鮮やかな姿からこの花言葉が付けられました。
恋人へのプレゼントはもちろん、ブライダルブーケにもぴったり。
蓮の花にも似た上品で優雅な姿は、花嫁の美しさをひときわ際立たせてくれるでしょう。
「クルクマ」の花言葉「忍耐」
華やかな「クルクマ」の花言葉には「忍耐」というものもあります。
幾重にも美しく重なる「クルクマ」の花に見える部分は、実は「苞」という葉が変化したもの。
本当の花は「苞」の根元に目立たないよう咲いています。
花が忍んでいるように見えることから「忍耐」という花言葉が与えられました。
地道な努力が必要になった時、「クルクマ」の花をそばに置けば、きっとあなたの頑張りを応援してくれるはずです。
「クルクマ」の花言葉「乙女の香り」
「クルクマ」には「乙女の香り」という花言葉もあります。
ピンクや白、グリーン、紫の可憐な花が清楚な乙女のように見えるためこの花言葉が付けられました。
切り花にしても2週間ほど楽しめますので、女性の美しさを讃える贈り物に、女子力をアップさせるお守りに、「クルクマ」の花を選んでみてはいかがでしょうか。
「クルクマ」の名前の由来
「クルクマ」というエキゾチックな名前はアラビア語から来ています。
「クルクマ」の黄色い根は染料としても用いられたため、「黄色」を表す「クルクン」というアラビア語が名前の由来になりました。
和名の「鬱金」も鮮やかな黄色を指す言葉が基になっています。
艶やかな花よりも、染料としても薬としても使える根の方が重用されてきた歴史がうかがえるネーミングですね。
まとめ
日差しの強さをはね返すように華やかに咲き誇る「クルクマ」は、見るだけで元気が出てきそうな魅力に溢れています。
日本では沖縄県が最大の生産地ですが、原産地のタイでは国立公園内に群生していて、観光の人気スポットになっているほど。
そんな「クルクマ」を身近に置いて、暑い夏を乗り切るパワーを貰いましょう。