鮮やかな黄色い花を咲かせる「キハマギク」は、キク科トウカセン属(テレキア属)の多年草です。
ハマギクと付くものの、ハマギクはハマギク属で異なる種類です。
ヨーロッパ原産で花期は5月から7月ですが、高温多湿は苦手です。
今回は、「キハマギク」の花言葉について解説します。
「キハマギク」の花言葉
「高貴」「長寿と幸福」「破れた恋」などがあります。
「キハマギク」固有の花言葉はないため、黄色いキクとしての花言葉が当てはまります。
悪い意味の言葉もあるので、相手を選びましょう。
「高貴」
花と言えばキク科をイメージするほど、気高く美しい花の姿からついた、キク全般に共通する花言葉です。
他に「高潔」「高尚」も同じ由来です。
気品があり、下卑たところのない友人や恋人に贈るのに向く花言葉です。
高級感のあるジュエリーなどのファッションアイテムのディスプレイにも向きます。
待ち受けにして、自分の行動を見つめ直すのも良いでしょう。
向いていないのは身内で、自分を褒めているような居心地の悪い感じになってしまいます。
「長寿と幸福」
こちらは黄色いキクとしての花言葉です。
見た目にも暖かく、幸せを招きそうなキハマギクによく合う花言葉です。
また、ひな祭りやこどもの日などが含まれる「五節句」の1つに、「重陽の節句」があります。
他の節句より認知度は低いですが、不老長寿の願いを込めて飲まれる菊酒に、黄色い菊の花びらを蒸して漬け込みます。
親や祖父母、恩師など、年長者に贈るのに向いた花言葉です。
福祉用具や介護施設、保険商品のイメージとしても使えます。
逆に向いていないのは、大きな病気で、まだ心の整理がついていない人です。
「無責任な事を言うな」と、反発されかねません。
「破れた恋」
こちらも黄色いキク共通です。
「わずかな愛」という花言葉もあります。
キリスト教圏において、黄色はイスカリオテのユダのイメージカラーです。
元々黄色はヨーロッパであまり良くない意味でしたが、宗教画でユダの衣服に使われる事が記号化し、完全に定着してしまったようです。
キリストを裏切り、早々と神の愛を失ったというイメージなのでしょう。
失恋して落ち込む親しい友人を慰めるのには合っています。
逆に向いていないのは、あまり関係の深くない相手が失恋した時です。
「からかっている」と受け取られる可能性が出てきます。
言葉は「何を言うか」よりも「誰が言うか」が重要で、心が傷つき冷静に理解出来ない時は尚更です。
まとめ
「キハマギク」を見かけた時、花言葉を知っていれば、より趣深く鑑賞できるでしょう。
花を色々な角度から見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。