「アノダ・クリスタータ」は、アオイ科アノダ属の多年草です。
アメリカ大陸原産で、日本へは昭和初期に鑑賞用として持ち込まれました。
花は直径4cmほど、白かピンク色の花弁を5枚付けます。
花期は6月から11月です。
今回は、「アノダ・クリスタータ」の花言葉について解説します。
「アノダ・クリスタータ」の花言葉
「あなたを信じて待つ」「再来」「新しい美」です。
良い意味の言葉が揃い、贈り物に向きそうですが、別れのイメージが付きまとうため、恋人などへ贈る時は意図をはっきり伝えましょう。
「あなたを信じて待つ」
「アノダ・クリスタータ」は、しばしば一年草とされますが、地上部を枯らして越冬する多年草の性質もあります。
「あなたを信じて待つ」は、枯れた翌年も、再び花が咲く様子から付いた花言葉です。
信じて待っている人はいるでしょうか。
遠距離恋愛の恋人に限りません。
成功を約束した友人でも、帰る時間を決めた子供でも、遅筆の漫画家でも合います。
待つ事は辛いものですが、今を過ごすモチベーションにもなります。
全てが片付いて、何も待つ事がなく過ごす時間は、案外物足りないものです。
何かしらして欲しい、来て欲しいといった話をした相手へ贈るのに向きます。
相手のいないものを待つ場合は、部屋に飾り自分に言い聞かせるのも良いでしょう。
「再来」
こちらも「あなたを信じて待つ」と共通する由来です。
花が1日花で、新しい花が次々咲く様子も意味が合います。
「一期一会」と言いますが、ある程度親しい相手とは何度も会うものです。
むしろ、何度も会うからと油断し、相手の扱いが疎かになるからこそ、わざわざ「一期一会」という心構えがあるのです。
「再来」という花言葉を贈り、実際に会えた時には、その喜びは真っ直ぐ伝えるのが良いでしょう。
「新しい美」
1日で萎む1日花という事は、咲いている花は、いつも新しい花です。
ここから付いた花言葉です。
この花言葉は、同じ特徴を持つアオイ科の花に、しばしば見られます。
新しさが持つ美は、直ちに失われていきます。
時を経て味わい深くなったものは、見逃すぐらいで丁度良いですが、「新しい美」は時間勝負です。
儚くもありますが、その分希少性が高く有り難く感じるものです。
若く美しい人へ贈るのに向きます。
斬新な発想で作品を作る芸術家にも良いでしょう。
まとめ
「アノダ・クリスタータ」は、アオイ科アノダ属の多年草です。
花言葉は、「あなたを信じて待つ」「再来」「新しい美」です。
誰かに贈るにも、自分に言い聞かせる言葉として飾るにも良いでしょう。
喜びを一層引き立ててくれる、花言葉を是非参考にして下さい。