「アオモリマンテマ」は、ナデシコ科マンテマ属の多年草です。
昭和期に新種登録された日本固有種で、青森県、秋田県に分布が見られます。
花は白く花弁は5枚で、花期は5月から6月です。
今回は、「アオモリマンテマ」の花言葉について解説します。
「アオモリマンテマ」の花言葉
「しつこさ」「偽りの愛」「移り気」「青春の息吹」です。
「マンテマ」に共通する花言葉を含みます。
良くない言葉が多く含まれるため、一般的には贈り物には向きません。
ごく親しい友人と、冗談などを交えつつ贈ったり、自分を見つめ直す時などには良いでしょう。
「しつこさ」
マンテマ属の「ムシトリナデシコ」などの性質を表したもので、粘液が出てベタつく様子から付いた花言葉です。
人間関係でしつこい事は嫌われる要素です。
というよりも、同じ事を繰り返す様子をネガティブに表現したものが「しつこさ」ですから、最初から悪い意味が混じっています。
一方、命があるもの以外に対するしつこさは必ずしも悪い事とは限りません。
粘り強さと言い換えれば根気強さになり、ある程度他にやる事とのやりくりが出来るなら、あなたの武器になるでしょう。
資格試験の勉強など、粘り強く取り組みたいものがある時、スマホの待ち受けなどにして、意識付けするのも良いでしょう。
「偽りの愛」
こちらも粘液の性質から付いた花言葉です。
綺麗な花に引き寄せられながら、粘液で捕らえられ、花まで辿り着けないアリなどの昆虫の気持ちを表すものです。
「偽り」には、騙す意図が混じってしまうため、良い意味に受け取る事は難しいでしょう。
恋人や配偶者に贈れば、今までの愛情を否定する意味になりかねません。
現実場面では難しい花言葉ですが、創作の恋愛もので、心が離れている事の心理描写、または偽りから始まった恋、といったストーリーの雰囲気作りには使えます。
「移り気」
「偽りの愛」と似た意味ですが、最初は愛があったけれど移ったというニュアンスになるため、若干使える場面が異なります。
恋愛から離れて、色々なものに考えが移る、切り替えの早いタイプの人を褒める事にも使えます。
但し、元々はあまり良くない意味なので、贈るのはある程度親しい相手に限った方が良いでしょう。
「青春の息吹」
青森県と秋田県の県境の岩場に自生するという、冷たく清廉な風を思わせる環境や、真っ白い花からイメージされる純粋さを表す花言葉です。
青春で息吹というと、部活動などで息を切らせる様子が思い浮かびますが、若干生々しいので、もう少し概念的なものが良いでしょう。
青春時代を共に過ごした友人と贈り合うのに向きます。
まとめ
「アオモリマンテマ」は、ナデシコ科マンテマ属の多年草で、花言葉は「しつこさ」「偽りの愛」「移り気」「青春の息吹」です。
あまり良くない言葉が含まれますが、ごく親しい友人相手に意図を正しく伝えて贈るなら良いでしょう。
親しい人との距離を一層近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。