「カウスリップ」という花をご存じですか。
プリムラベリス、ペイグルとも呼ばれるこの植物はヨーロッパから西アジア原産の、サクラソウ科サクラソウ属に属する多年草です。
今回はそんな「カウスリップ」の花言葉について詳しく見ていきましょう。
「カウスリップ」の花言葉「豊かさに恵まれる」
「カウスリップ」の花言葉ひとつめは「豊かさに恵まれる」です。
草木の萌え始める早春から花をつける「カウスリップ」はこれからの豊かな実りを予感させ、また食用にも薬用にもなるため人々の安らかな生活に欠かせない植物でした。
庭に「カウスリップ」の明るい黄色を加えて、春の訪れを楽しんでみてはいかがでしょうか。
「カウスリップ」の花言葉「青春の始まりと悲しみ」
「カウスリップ」の花言葉には「青春の始まりと悲しみ」というものもあります。
春の始まりと共に咲く姿から青春を暗示する花としてこの花言葉を与えられました。
「カウスリップ」の清潔感のある香りは、遠く懐かしい時代をそっと思い起こさせてさせてくれるでしょう。
「カウスリップ」の花言葉「憂愁」
「カウスリップ」には「優秀」という花言葉もあります。
「カウスリップ」の少し俯くように控えめに咲く花の姿が憂いや悲しみをまとっているように見えたところから付けられました。
ゆっくり自分自身を見つめなおしたいとき、「カウスリップ」の可憐な花と香りがきっとあなたの心を癒してくれるはずです。
「カウスリップ」の名前の由来
「カウスリップ」は実は「牛糞」の意味。
これは牛や羊の放牧地によく生えていたことから来ています。
また別名の「プリムラベリス」はラテン語で「春に最初に咲く花」という意味。
春まだ浅い時期から花を咲かせて冬の終わりを告げるこの花の特徴を表しています。
また花がたくさんの鍵を束ねたようにも見えるため、ヨーロッパでは「鍵の花」「天国の鍵」と呼ばれることも。
まとめ
春の使者としてヨーロッパで長らく愛されてきた「カウスリップ」。
日本でも庭に植えると毎年少しずつ株を増やしながら明るい黄色の花を見せてくれます。
観賞だけでなくエディブルフラワーとして砂糖漬けやサラダ、または葉を乾燥させてハーブティなどにも活用できる万能選手。
天国の門を開いてくれるかもしれない「カウスリップ」を、この春お手元に迎えてみてはいかがでしょうか。
