「献身的な愛」は特に母親に求められることが多いものです。
自らのことを省みず、時には犠牲にしてまで子供や夫、家などに尽くすさまは美談として語り継がれることもしばしば。
近年ではそういった観念は時代遅れと見る向きもありますが、労を労う目的でこの花言葉を贈る分にはネガティブに捉えられることはほとんどないでしょう。
「献身的な愛」の花言葉を持つ花
「献身的な愛」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「ラベンダー」
ラベンダーはシソ科ラヴァンドラ属の花です。
古くから美しい花としてだけでなく、香料、香辛料、薬などとして愛されてきました。
現代日本においてはアロマテラピーに利用されたり、北海道富良野市などのラベンダー畑が映えスポット、観光資源になったりしています。
ハーブとしての主な効能はリラックス効果、抗菌作用、安眠作用など多彩。
かつては病院で使われていたこともあるそうです。
また代表的な花言葉は「あなたを待っています」「清潔」「期待」「沈黙」「幸せが来る」など。
加えて海外においては「献身的な愛」という花言葉も与えられています。
色別の花言葉もあり、海外においては白いものに「献身的な愛」という花言葉が与えられているので、「献身的な愛」の意味で使うなら希少ですが白花のものを用いるとより良いでしょう。
「ヘリオトロープ」
ヘリオトロープはムラサキ科キダチルリソウ属の花です。
キダチルリソウ、香水草などとも呼ばれます。
こちらもハーブや香料に使われる種で、日本で初めて市販された香水にもヘリオトロープが使われていたそうです。
花言葉は「献身的な愛」「愛よ永遠なれ」「甘い誘惑」「熱意」「熱望」「夢中」など。
情熱的な恋愛にはぴったりな花言葉が揃っています。
「スイカズラ」
スイカズラはスイカズラ科スイカズラ属の花です。
ニンドウやキンギンカ、ミツバナなどとも呼ばれます。
日本や朝鮮半島、中国などに分布する種で、かつては甘いその花の蜜を子供たちが吸ったり、甘味料として用いたりしたそうです。
また若葉は山菜としておひたしや天ぷらなどに、つぼみは利尿作用や健胃作用などがある生薬として利用することができます。
花言葉は「献身的な愛」「愛の絆」「友愛」など。
これらはスイカズラがつるを伸ばし、他の物に絡み付く性質からきています。
「献身的な愛」と似た花言葉を持つ花
例えば「献身」という花言葉を持つモンステラやギボウシ、アセビなどが似たように使えるでしょう。
「自己犠牲」という花言葉を持つドクダミや、「あなたのために生きる」という花言葉を持つヒマラヤスギも同様です。
まとめ
「献身的な愛」という花言葉を持つ花はラベンダー、ヘリオトロープ、スイカズラなどです。
またモンステラ、ギボウシ、アセビ、ドクダミ、ヒマラヤスギなども似たように使えます。