「黄色いパンジー」は、スミレ科スミレ属の「パンジー」の黄色品種です。
よく似た花に「ビオラ」がありますが、生物的な違いはなく、基本的に花の大きさが4cm以下のものをビオラと呼んでいます。
パンジーはヨーロッパまたはアジア原産で、江戸時代に日本に持ち込まれました。
5枚の花弁をつけ、下3枚に茶色が入るものもあります。
花期は10月から5月です。
今回は、「黄色いパンジー」の花言葉について解説します。
「黄色いパンジー」の花言葉
「記憶」「田園の喜び」「つつましい幸せ」などがあります。
牧歌的なイメージのある花言葉で、特に悪い意味はないため、自宅に植えるのにも向きます。
「記憶」
パンジーの名前は、フランス語の「パンセ(思想)」から付いたものです。
花はしばしば顔に見立てられますが、パンジーの花はやや下を向いているため、物思う様子を連想したのです。
ここから、「もの思い」「思い出」「私を思って」という花言葉がパンジーに共通して付きますが、黄色には特に「記憶」との花言葉が付いています。
黄色は英語圏では太陽の色とされます。
太陽の下で遊び回る幼い記憶がイメージ出来る花言葉です。
記憶力に優れた友人や同僚に贈るのに向く花言葉です。
ハードディスクやフラッシュメモリなど、外付けストレージの商品イメージにも良いでしょう。
玄関に飾れば、出かける時に忘れ物がないか意識出来ます。
この花言葉が合わないのは、嫌な記憶がある時です。
無闇に触らず、時間が過ぎるのを待ちましょう。
「田園の喜び」
こちらも黄色を太陽に見立てたものです。
明るい陽光が降り注ぐ田園で、豊かに実る「イネ」や「ムギ」も黄色からイメージされる黄金色です。
「田舎の喜び」という花言葉も、同じ由来で付いています。
農作業の趣味がある友人に贈るのに向く花言葉です。
そのまま農業で上手くやれている人にも良いでしょう。
農産物の売り場イメージにも使えます。
この花言葉が向かないのは、配偶者です。
「この人は、退職して田舎暮らしをしよう、などと言い出すつもりだろうか」と、不安にさせてしまいます。
「つつましい幸せ」
「田園の喜び」に引き続く花言葉です。
少し古い時代で、王侯貴族といった豪華な生活ではなく、庶民的な農村での暮らし、というイメージです。
贅沢はしていないけれど、家族仲は良いという意味で家に飾るのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、人に贈る事です。
相手の生活を「つつましい」と言うと、どうしても「貧相である」という悪口になってしまいます。
まとめ
「黄色いパンジー」は、見ていると心が温かくなる可愛らしさがあります。
花言葉を知れば、更に好ましく感じられるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。