アイリスとはアヤメ科アヤメ属に分類される植物の総称です。
アヤメ、ハナショウブ、カキツバタなど様々な花がアイリスには含まれています。
アイリスは4月から6月ごろに開花し、紫、青、黄色、オレンジ、白、ピンクなどそれぞれ種類によって様々な色の花を見せてくれますが、今回は「青色のアイリス」の花言葉について解説していきます。
「青色のアイリス」の花言葉
アイリスは東アジア、ヨーロッパ南部を原産地とし、現在世界の温帯地域では約200種が存在していると言われています。
1本の茎に対し、先端に4片ほど花をつけるのが特徴の一つで、花びらの付け根に目のように見える模様が入っており、種類によって色、模様が少しずつ異なります。
日本で古くから親しまれているアイリスのうち、特にハナショウブ(花菖蒲)は江戸時代にはすでに園芸植物として栽培されていた日本独自の品種です。
古くから愛されるハナショウブは約2000種もの品種があるとされており、日本人によって大切にされてきた歴史がよくわかります。
そんな多くの品種を有するアイリスですが、一番目にすることが多いと言っても過言ではないのが「青色のアイリス」です。
この花言葉は「強い希望」、「大きな志」、「信念」です。
これらの由来について説明します。
「青色のアイリス」の花言葉「強い希望」
アイリスの名称はギリシャの虹の女神、イリス(Iris)に由来します。
アイリスとはイリスが変化した姿であり、女神と同一視されることもありました。
虹とは雨上がりの晴れ間に見える希望の光であると言えることから「強い希望」の花言葉がつけられました。
「青色のアイリス」の花言葉「大きな志」「信念」
アイリスは真っ直ぐ天に向けて茎を伸ばして、茎の先に大きいな花を咲かせる花です。
そんな花姿から「大きな志」、「信念」といった花言葉はつけられました。
また日本ではハナショウブやカキツバタのイメージがあるため、水辺に咲く花の印象もありますが、アイリス自体は湿地だけでなく乾燥地も、山岳地帯でも花をつけることができる強い花でもあります。
どこでも咲ける強さを持ったアイリスは古代エジプトにおいては勇気の象徴とされていた歴史もあるようですが、このように強い花であるアイリスだからこそ「志」、「信念」といった強い言葉が選ばれたようです。
「青色のアイリス」の豆知識
ひまわりの絵で有名な画家ゴッホは、アイリスの絵も複数残しています。
特に「青色のアイリス」の絵が多く、日本の浮世絵に多くの影響を受けたとされるゴッホにとってアイリスの花は日本をイメージさせる花であったようです。
まとめ
「青色のアイリス」の花言葉は、頑張っている相手を鼓舞したり、元気づけたりするのにぴったりです。
贈答の際の参考になさってください。