「門出」という言葉は、自分の家の門から出て旅に出る事を意味しますが、比喩的に次の人生のステージへの旅立ちを表す言葉にもなります。
「門出」という花言葉の花は、卒業や結婚などで、学校や実家から出て行く親しい人へ贈ったり、卒業式などのディスプレイに向きます。
晴れやかな人生の節目の思い出に残るような、素敵な花を選びたいものです。
「門出」の花言葉を持つ花
「門出」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「スイートピー」
マメ科レンリソウ属の一年草です。
本来4月から6月頃が開花時期ですが、卒業式の定番として3月頃が出荷のピークになっています。
花色は白から赤、オレンジで、黄色もありますが着色です。
その甘い香りから「スイート(甘い)」「ピー(豆)」という名前が付いています。
卒業式シーズンに利用されるイメージから付いた花言葉が「門出」です。
他に、「さようなら」「私を覚えていて」「優しい思い出」「永遠の喜び」「デリケートな青春の喜び」「微妙な楽しみ」など、寂しさと喜びの入り交じった花言葉が揃います。
卒業式や結婚式、就職などで独立して家を出る人にも向く、お祝いの花です。
「サクララン(桜蘭)」
キョウチクトウ科(旧ガガイモ科)サクララン属の蔓性の常緑樹です。
別名は「ホヤ・カルノーサ」です。
8月から9月頃、星形で桜色の花が、ドーム型にまとまって咲きます。
挿し木によって新たな株を容易に増やせる事から、「人生の門出」「人生の出発」という花言葉が付きます。
他に、「満足」「愛情」「同感」「安心立命」など、良い意味の花言葉が付くため、人生の節目を迎える、親しい人へ贈るのに向きます。
「門出」と似た意味の花言葉を持つ花
「門出」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「イカリソウ(碇草)」
メギ科イカリソウ属の多年草です。
花色は薄紅紫色で、花弁の他に管状の「距」が4本飛び出しており、これが和船の「碇」を思わせる事から付いた名です。
碇を巻き上げ出港するイメージから、「旅立ち」「人生の出発」という「門出」に近い花言葉が付きます。
他に本来の碇のイメージで「あなたを捕まえる」「君を離さない」という花言葉が付くため、卒業などで離ればなれになる片思いの相手へ告白する場合には、丁度意味が合います。
他にも、「2人で旅をしよう」という花言葉を持つ「アセビ(馬酔木)」や、「結婚」という花言葉を持つ「アイビー」など、「門出」をイメージさせる花は複数考えられるため、相手の好みなどに合わせ、様々に選ぶのも良いでしょう。
まとめ
「門出」という花言葉を持つ花は「スイートピー」「サクララン」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「イカリソウ」「アセビ」「アイビー」他、様々なものがあります。
思い出に残るような、素敵な花を選びたいものです。