シックなイメージのある「紫色のビオラ」は、スミレ科スミレ属の一年草です。
「パンジー」は美しい「スミレ」を目指し交配が続けられましたが、花壇でも植えられるように、丈夫な原種の性質を採り入れて作られのがビオラです。
1980年頃からパンジーとビオラの交配種も増えていき、垣根が曖昧になってきています。
大まかには、花が小さく多いのがビオラという事になります。
今回は、「紫色のビオラ」の花言葉について解説します。
「紫色のビオラ」の花言葉
「思慮深さ」「揺るがない魂」「誠実」といいます。
可愛らしい花に合わない固い言葉が並びますが、イメージは概ね統一されており、贈り物にも使いやすい花言葉です。
イメージに合わない人や、お祝い、お見舞いなどの場面には今ひとつ合いません。
花束などで他の花と混ぜると良いでしょう。
「思慮深さ」
ビオラに共通する花言葉は「物思い」なのですが、紫は高貴でプライドの高いイメージからか、こちらの花言葉もついています。
由来としては、花が俯きがちな事です。
人間、顔を上げるのは人に何かを話す時で、内面に向かう時は俯くものです。
物事を深く考え、じっくりと結論を出す親しい人、恩師や上司などにも向く花言葉です。
スポーツのチームメイトで、監督や参謀役のプレイヤーにも合います。
紫のビオラを庭に植え、手入れをしながら思索に耽るのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、物事を論ずるけれど内容は誰かの意見がそのままという人です。
一見口数が多く知識はあるようですが、自分の中でかみ砕けておらず、思慮深いとは言えません。
「揺るがない魂」
紫の高貴で誇り高いイメージと、魂の存在証明とも言える「思考」のイメージが合わさった花言葉です。
一度正しいと判断した事に対し、揺らがず自分を保てる友人へ贈るのに向きます。
自分が1番応援している芸能人や漫画作品を、数十年変えない人にも良いでしょう。
一度締めるとガッチリはまり、容易には揺らがないネジの商品イメージにも使えます。
この花言葉が合わないのは、時代の流れに逆らい業務手順を変えない人です。
業務手順の本質は、効率的な遂行の筈ですので、それを見失った仕事に魂は入っていません。
「誠実」
「揺るがない魂」から引き続く花言葉です。
仕事ぶりにごまかしがなく、相手の期待にきっちり応える友人や同僚へ贈るのに向きます。
上げ底をしていない弁当のパッケージデザインにも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、「嘘をつかなければ良い」と思っている人です。
言葉は現実をデフォルメしたものに過ぎません。
嘘をつかないで、相手を裏切る事はいくらでも可能です。
まとめ
「紫色のビオラ」は、中央の黄色や白の差し色とコントラストになり、カラフルで可愛らしくもなる花です。
花言葉を知れば、見た目の印象と少し違う一面にも触れられるでしょう。
花を多面的に見せてくれる花言葉を、是非参考にして下さい。
