「紫のヒヤシンス」はキジカクシ科ヒヤシンス属の紫花品種です。
地中海東部から中央アジア原産で、ヨーロッパで多数の品種が作られています。
花は直立する花茎に密に小花が咲き、円筒形のブラシのように見えます。
花期は3月から4月です。
今回は、「紫のヒヤシンス」の花言葉について解説します。
「紫のヒヤシンス」の花言葉
「スポーツ」「悲しみ」「初恋のひたむきさ」「悲しみを超えた愛」といいます。
古代ギリシャ神話由来の花言葉が揃い、筋書きを知らないと意味不明になるでしょう。
全体的としては悲しい色合いが強いため、贈り物にする時は意図を明らかにしましょう。
「スポーツ」
古代ギリシャ神話由来の花言葉で、ヒヤシンスに共通の花言葉です。
昔、太陽神「アポロン」は、美青年の「ヒュアキントス」を愛しました。
西風の神「ゼピュロス」も、ヒュアキントスに惹かれていましたが、結局ヒュアキントスが選んだのはアポロンでした。
嫉妬したゼピュロスは、2人が円盤投げで遊んでいる時、風を起こし円盤をヒュアキントスに当てて殺したのです。
アポロンは駆け寄った時には既に手遅れで、ヒュアキントスが流した血から、美しい花が咲くだけでした。
これがヒヤシンスの始まり、というものです。
「スポーツ」は、この円盤投げからイメージされた花言葉です。
同じ由来で「ゲーム」「遊び」という花言葉も付いています。
スポーツ好きへの贈り物に向きますが、深読みする人には合いません。
「悲しみ」
ヒュアキントスの死を悲しむアポロンがイメージされた花言葉です。
悲しい時は全てが色あせて見えます。
病気の時に何をしても楽しくないのと同じです。
こういう時に、あまり無理に元気になろうとすると、感情と行動が食い違い、混乱してしまいます。
悲しむべき時は悲しみ、そこから新たに気持ちを立て直す事が重要です。
何かしら悲しみに暮れる親しい人へ贈り、同情を伝えるのに向く花言葉です。
「初恋のひたむきさ」
これが「紫のヒヤシンス」固有の花言葉です。
紫はヒヤシンスの原種の色、つまり人間が初めてヒヤシンスを見て、惹かれた気持ちを表しているのです。
初恋の時は、どれぐらいが適切か分からず、全力で向き合います。
その方が、付け焼き刃で余裕を見せるよりも、相手に響くものです。
恋の告白や、恋人への愛情表現に向く花言葉です。
「悲しみを超えた愛」
こちらも「紫のヒヤシンス」の花言葉です。
紫は高貴な色とされ、これに悲しみのイメージを混ぜた花言葉です。
悲しみにくじけず、愛を貫く高貴さという意味になります。
何かしら辛い事を乗り越えた恋人や配偶者へ贈るのに向きます。
但し、その原因があなたの場合は、「何故他人事なのか」と反感を買うだけなのでやめましょう。
まとめ
「紫のヒヤシンス」は、ボリュームがあり美しい花です。
花言葉を知れば、更に美しく感じられるでしょう。
花を一層彩り良く見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。