「異常な愛」という花言葉を持つ花はありませんが、それを表現できる花はいくつか存在します。
それらはどれも個性的な花言葉を持っていますが、ざっくり「何があっても私はあなたを離さない」というような意味のものが多めです。
もちろん一般的なギフトには向きませんし、一般的な恋愛においては冗談でも使わない方が良いでしょう。
しかし、こういった花言葉が似合う恋愛は世の中には無いわけではありません。
「異常な愛」の花言葉を持つ花
「異常な愛」を表現するのに使えそうな花のうち、比較的知名度の高いものや入手性の良いものをご紹介します。
「アイビー」
アイビーはウコギ科キヅタ属のつる性植物です。
つる性の観葉植物の代表格で、グリーンカーテンや壁面緑化にも使われています。
また絡み付いたり、壁に張り付いたりする力が強いことから「死んでも離れない」という花言葉が与えられています。
強い執着や束縛をイメージさせる花言葉なので、使う相手や場面は慎重に選ぶ必要があるでしょう。
ちなみに「永遠の愛」「結婚」「友情」「忠実」「誠実」などポジティブな花言葉も多くあります。
「イカリソウ」
イカリソウはメギ科イカリソウ属の花です。
その名の通り、船の錨(いかり)のような花を咲かせます。
花言葉は「君を離さない」「あなたを捕まえる」「旅立ち」など。
こちらはアイビーより入手性は劣りますが、アイビーのようにポジティブな花言葉が多くない分相手を束縛する、留め置いておくイメージがより強いです。
「黒いバラ」
黒いバラはバラの中でも珍しい花色のもので、「永遠の愛」「決して滅びることのない愛」というポジティブな花言葉がある一方、「あなたはあくまで私のもの」「死ぬまで憎みます」「憎悪」「あなたを呪う」「永遠の死」といった非常にネガティブな花言葉もあります。
ここまでくると束縛を通り越して殺意に近いイメージを与えてしまうこともあるため、使うならくれぐれも慎重に。
99本のバラの花言葉である「ずっと一緒にいてください」や999本のバラの花言葉である「何度生まれ変わっても愛する人はあなた」と組み合わせるとさらに束縛感が増すでしょう。
「異常な愛」と似た花言葉を持つ花
例えば小学校の理科の授業で育てた方も多いであろうアサガオには「私はあなたに絡み付く」というなかなかにおどろおどろしい花言葉があります。
また毒草の代表格であるトリカブトには「あなたは私に死を与えた」という恐ろしい花言葉が与えられています。
場合によってはこれらも「異常な愛」と似たように使えるでしょう。
まとめ
「異常な愛」を表現するのに良い花としてはアイビーやイカリソウ、黒いバラなどが挙げられます。
一般的な恋愛やギフトには不向きですが、恐ろしい花言葉の例として話題に上がることがあるようです。