「無知」とは知識や知恵に欠けている事を表す言葉です。
必ずしも絶対的な指標はなく、本来その場面、その人に想定される水準に達しない場合に使われます。
一方、許容範囲内の知性や、特別な好ましさがある場合、「無邪気」や「純粋」など肯定的に評価される場合もあります。
似た意味なら良い意味に解釈される余地もありますが、「無知」という花言葉の花は、通常、誰かに贈るには向きません。
自分の現在の水準として飾り、学習に取り組むといった使い方は出来ます。
他に、創作のトリックスターのキャライメージにもなります。
「無知」故に世界のルールから逸脱した行動で、物語を動かしてくれるでしょう。
「無知」の花言葉を持つ花
「無知」という花言葉を持つ花は、ありません。
「無知」と似た意味の花言葉を持つ花
「無知」に似た意味の花言葉を持つ花は、多数見られます。
「オダマキ(苧環)」
キンポウゲ科オダマキ属の総称です。
花は「スイセン」のように、花の中央に副花冠がある構造に見えますが、外側の花弁は萼片で、本来の花は中央部分です。
花言葉は「愚か」「愚行」で「無知」と近い意味になります。
西洋に由来がある花言葉です。
西洋の喜劇に「コロンバイン」という、「オダマキ」の英名が付いたキャラクタがいます。
彼女はいわゆる「ボケ役」で、彼女のシンボルになっている盃が「オダマキ」の形に似ているのです。
他の花言葉は「のろま」「素直」「偽善」「遺棄」「象徴」「不義」「心配して震える」「勝利」と、あまり良い言葉がないため、良い意味で送る時は、誤解のないよう意図を正しく伝えましょう。
「シュウカイドウ(秋海棠)」
シュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)の多年草です。
「カイドウ(海棠)」が名前に付きますが、咲き方に類似があるだけで、バラ科の花とは別種です。
花は、枝分かれして垂れ下がる花茎の先に付き、花色は白からピンク、花茎も同じ色になります。
控えめな花や、歪んだハート型の葉から、「片思い」「恋の悩み」という花言葉が付きます。
「片思い」に悩む思春期のイメージから付いたのが「未熟」という「無知」に近い花言葉です。
他の花言葉は「自然を愛す」です。
「シラタマホシクサ(白玉星草)」
ホシクサ科ホシクサ属の一年草です。
日本固有種で、花は直径1cmほど、直立した茎先に付き、白い毛が密生して玉のように見えます。
草原に生え揃う様子は星空のようです。
純白で可愛らしい姿から「純粋な心」という花言葉が付きます。
世の中の悪い事や汚い事を知らないという意味で、「無知」と意味が近い花言葉です。
他にも「無邪気」「純真」「無垢」「天真爛漫」「無分別」など、「無知」と解釈出来る花言葉が付く花は様々です。
伝えたいニュアンスに合わせた花が選べるでしょう。
まとめ
「無知」という花言葉を持つ花はありません。
似た意味の花言葉を持つ花は「オダマキ」「シュウカイドウ」「シラタマホシクサ」他多数です。
悪い意味にも良い意味にもなりますが、選択の幅は多いため、伝えたい気持ちに合った花は選びやすいでしょう。
