「柳蒲公英(ヤナギタンポポ)」はキク科タンポポ亜科「ヤナギタンポポ」属の多年草です。
北半球に広く分布し、国内では北海道から九州の山地のやや湿った場所に生育します。
花は直径3. 5cm程で、花弁(舌状花)だけで構成された黄色いキクの形をしており、タンポポに似ています。
花期は8月から9月です。
今回は、「ヤナギタンポポ」の花言葉について解説します。
「柳蒲公英(ヤナギタンポポ)」の花言葉
「宣告」「宣言」「鋭い観察力」といいます。
悪い意味はないのですが、言葉の意味が狭いため、贈り物にする場合相手を選びます。
「宣告」
姿の似たタンポポに「神託」という花言葉が付いている事と、「ヤナギタンポポ」の茎が真っ直ぐで草丈がある事を合わせ、高い場所で人々に広く神託を伝えているように見える事から付いたものです。
タンポポの「神託」という花言葉の由来は、「綿毛を一息で飛ばす事が出来れば、恋が成就する」という「タンポポ占い」が元になっています。
何かしら皆に知らせたいメッセージなどへ添えるのに向く花言葉です。
サークルや企業の広報誌のデザインにしても良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、特に何か宣言した事がない時です。
肩すかしは、良い印象を与えません。
「宣言」
真っ直ぐな茎と、先に付いた花の姿を、背筋を伸ばし堂々と何か宣言している人に喩えた花言葉です。
永遠の愛の宣言として、プロポーズに添えるのに向きます。
何か目標に向けた努力を決意した時、宣言と共に「ヤナギタンポポ」の画像をスマホの待ち受けにしておけば、決意を常に意識できるでしょう。
「鋭い観察力」
「ヤナギタンポポ」の学名には、「ヒエラシウム」という属名が含まれますが、語源は「ヒエラクス(鷹)」です。
これは、同属の「コウリンタンポポ」を使い鷹が目を洗う、との伝説から付いたものです。
鷹は視力の良いものの代表とされており、「ホークアイ(鷹の目)」は「全てを見通す目」という比喩になります。
ここから付いた花言葉です。
観察力に優れ、親しい人のちょっとした変化にも気づける人へ贈るのに向きます。
この花言葉が合わないのは、重箱の隅を突くような人です。
こういう人は、相手の問題点以外に興味がないため、全体的な観察力は穴だらけです。
「柳蒲公英(ヤナギタンポポ)」の豆知識
「ヤナギタンポポ」の名は、花がタンポポに似ているけれど、葉の輪郭はタンポポのようなギザギザではなく、柳の葉のように真っ直ぐである事から付いたものです。
まとめ
「ヤナギタンポポ」は背が高く存在感のある花です。
花言葉を知れば、より興味が深まるでしょう。
花との距離を近づけてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。