「朗」には、影がなくほがらか、という意味があり、「朗報」は、明るく良い知らせ、を表します。
「朗報」という花言葉の花は、何かしら良い事を伝えるメッセージへ添えるのに向きます。
個人的な連絡にも、会社の対外的なお知らせにも良いでしょう。
一方、不幸の知らせなどの場合は、それを喜んでいる、という意味になってしまいますが、故人の好みなら、遠慮せず贈って差し支えありません。
「朗報」の花言葉を持つ花
「朗報」という花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「アヤメ(文目)」
アヤメ科アヤメ属の多年草で、乾いた場所に直立して咲きます。
「朗報」は、「アヤメ」に限らず、アヤメ属(アイリス属)全般に付く花言葉です。
これは、学名の「イリス」に由来があります。
「イリス」とは、古代ギリシャ神話に出て来る虹の女神の名前です。
虹は、しばしば空に架かる橋と連想されますが、2つの地点を高速で移動するものとも解釈できます。
この発想から、イリスは伝令の神でもあるのです。
イリスが伝える内容は、神話内でも基本的に悪いものではなく、虹自体の明るいイメージも合わせて「朗報」という花言葉が付いています。
他の花言葉は「使者」「優雅な心」「神秘的な人」「信じる者の幸福」「気まぐれ」などがあります。
比較的良い言葉が揃うため、相手に合わせて添えるのも良いでしょう。
「朗報」と似た意味の花言葉を持つ花
「朗報」に似た意味の花言葉を持つ花は、複数見られます。
「カラスウリ(烏瓜)」
ウリ科カラスウリ属の蔓性の多年草です。
花は、白い花弁の先が解けて糸になるような独特な姿です。
その後実る果実は、鮮やかな朱色に熟します。
中には黒い種子が詰まっており、これが中央部分が分厚くなった姿で、「結び文」に見える事から、「よき便り」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「誠実」「二面性」「男嫌い」です。
意味深な言葉が混じりますが、贈る時はカードなどで伝える言葉を限定すると誤解がありません。
「クチナシ(梔子)」
アカネ科クチナシ属の白い花で、良い香りがします。
この香りが命溢れる夏の訪れを告げるように漂う事から、「喜びを運ぶ」という花言葉が付きます。
他の花言葉は「私は幸せ者」「夢中」「洗練」「清潔」などです。
意味が様々なので、相手のイメージに合わせて使い分けられます。
まとめ
「朗報」という花言葉を持つ花は「アヤメ」です。
似た意味の花言葉を持つ花として「カラスウリ」「クチナシ」があります。
明るく良い知らせを意味する言葉の通り、良いメッセージに添えて贈るのに向いています。