「十五夜」は、陰暦で15日の夜を表します。
陰暦の日にちは月齢で区切られているため、15日は必ず満月です。
旧暦8月15日(9月上旬から10月上旬)の「十五夜」が「中秋の名月」と呼ばれ、特に満月が美しい夜とされます。
「十五夜にオススメできる系」の花言葉を持つ花は、「中秋の名月」の時に飾る他、他の月でも満月を楽しんでいる気持ちを、親しい人達に伝えるメッセージになります。
「十五夜にオススメできる系」の花言葉を持つ花
「十五夜にオススメできる系」の花言葉を持つ花について、見ていきましょう。
「ハギ(萩)」
マメ科ハギ属の花で、「中秋の名月」に飾る「秋の七草」の1つです。
枝垂れる様子が、静かに物思うように見える事から「思案」「物思い」「内気」という花言葉が付きます。
秋の七草の中でも、静かに月を眺める十五夜に、特に合う花言葉を持つ花と言えるでしょう。
他の花言葉は「柔軟な精神」「誠実」「清楚」「無邪気」「前向きな恋」「過去の思い出」など、良い言葉が揃います。
「ツキミソウ(月見草)」
アカバナ科マツヨイグサ属の花で、花期は6月から9月頃です。
夕方に咲き翌朝に萎む事から付いた名で、開花中に白からピンクに色が変わります。
色づく花弁から「無言の恋」「浴後の美人」といった花言葉が付き、湯上がりに夜風を感じつつ月を見上げ、恋人を思う場面が連想されます。
他の花言葉は「密やかな恋」「虚ろな愛」「自由な心」などがあります。
「クリ(栗)」
ブナ科クリ属の樹木、またはその果実です。
秋の味覚の1つで、イガの中一杯に詰まる太った果実の様子から「満足」「豊かな喜び」という花言葉が付きます。
十五夜は満月で満ち足りた月ですから、丁度意味が合います。
月見団子を、栗入りにしてみるのも良いでしょう。
他の花言葉は「豪奢」「贅沢」「豊かな喜び」「公平」で、良い意味が揃います。
「カヤツリグサ(蚊帳吊草)」
カヤツリグサ科カヤツリグサ属の草です。
昔の子供が、茎を裂いて「カヤツリ遊び」をしたり、近縁に「パピルス」がある事などから「伝統」「歴史」という花言葉が付きます。
人は古くから月を楽しみました。
「カヤツリグサ」が生える土手の上の月を眺め、かつての人に思いを馳せるのも良いでしょう。
「サルビア」
シソ科サルビア属の花です。
花期は6月から11月頃で、小花が仲良く集まって咲く様子から「家族愛」「良い家族」「家族の徳」という花言葉が付きます。
一家揃って穏やかに十五夜にお月見が出来るのは、恵まれた、繋がりの堅固な家族だからこそです。
「秋の七草」と一緒に、「サルビア」を飾ってみるのも良いでしょう。
他の花言葉は「燃ゆる想い」「知恵」「エネルギー」「全て良し」「尊重」などがあります。
まとめ
「十五夜にオススメできる系」の花言葉を持つ花は、「ハギ」「ツキミソウ」「クリ」「カヤツリグサ」「サルビア」などがあります。
満月の夜に飾る他、親しい人へ満月の美しさを伝えるメッセージに添えても良いでしょう。