「冬葵(フユアオイ)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「冬葵(フユアオイ)」の花言葉とは? 花言葉

「冬葵(フユアオイ)」は、アオイ科ゼニアオイ属の越年草です。

中国原産で、古くから食用や薬用として持ち込まれ、帰化しています。

花は直径1cm程で、淡紅または白い花弁を5枚つけます。

花期は4月から10月です。

今回は、「フユアオイ」の花言葉について解説します。

「冬葵(フユアオイ)」の花言葉

「気高く威厳に満ちた美」「高貴」といいます。

どちらも気高さを感じさせる言葉なので、イメージが合う人への贈り物に向きます。

一方、お見舞いなどの場面には場違いになります。

「気高く威厳に満ちた美」

「フユアオイ」は昔から日本で親しまれ、タチアオイが持ち込まれるまでは「アオイ」と言えば、「フユアオイ」を指しました。

「フユアオイ」は和歌にもしばしば詠まれる雅な花だったのです。

また、「アオイ」の名の語源は、葉を太陽に向ける性質から「仰日(あおひ)」と呼んだのが元であるされ、上を目指す気高さと結び付きます。

更に、他の植物が枯れる冬にも緑の姿を保つ事から、逆境にも耐えて美しくあろうとする精神性と解釈されます。

これらを併せた花言葉です。

そのまま気高く威厳のある友人や恩師などへ贈るのに向きます。

美しさと威厳を兼ね備えた映画スターへのファンレターにも良いでしょう。

プラチナのシックなアクセサリーのブランドイメージにも使えます。

自宅に植え、気高さなり、威厳なり、美しさなりを、身に付けようと努力する決意にも出来ます。

この花言葉が合わないのは、気高さに欠ける人です。

美しさは雰囲気でどうにかなり、威厳は後から付いて来ますが、品性だけはごまかしがききません。

「高貴」

こちらも、太陽に向かう葉や、『万葉集』にも歌われた雅やかなイメージ、厳しい冬にも屈さない性質から付いた花言葉です。

付け焼き刃ではない上品さを持つ友人へ贈るのに向きます。

この花言葉が合わないのは、他人の振る舞いが我慢出来ず、いちいち口出しをする人です。

高貴な人の品性は、人格の一部になっており、他人に指摘出来るほど言葉に整理されていないものです。

「冬葵(フユアオイ)」の豆知識

「フユアオイ」は生薬や野菜として利用できます。

種は「冬葵子(とうきし)」という生薬名でお茶にされ、野菜として葉が食べられます。

変種の「オカノリ」は、葉を乾燥させて炙ると海苔のような香りがする事から名付けられました。

まとめ

昨今はアオイと言えばタチアオイで、「フユアオイ」は少数派になっています。

花言葉を知り、興味を深めれば、その存在に気付き、花を楽しむ事も出来るでしょう。

風景に色を足してくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。

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