山菜の代表格である「ワラビ(蕨)」は、コバノイシカグマ科「ワラビ」属のシダ植物です。
世界の温帯から熱帯にかけて分布し、国内全域の水はけの良い草原や土手、山の斜面などに生育し、好む土壌は酸性土です。
シダ植物のため花は咲きませんが、春から初夏にかけ特徴的な丸まった若芽が生え、山菜として利用されます。
今回は、「ワラビ」の花言葉について解説します。
「ワラビ(蕨)」の花言葉
「不変の愛」「真面目」「妖術」「不思議」といいます。
良い言葉と妖しげな言葉が混じっているため、趣味が合う人への贈り物に向きます。
「不変の愛」
冬に葉は枯れますが、春にまた新芽が出る事から付いた花言葉です。
同じ由来で「ゆるがぬ愛」という花言葉も付いています。
プロポーズへ添えるのに向く花言葉です。
配偶者や子供への愛情表現にも使えます。
この花言葉が合わないのは、今の愛情が足りていないと思っている配偶者です。
これ以上愛情が増えないという意味に伝わり、不満を募らせるでしょう。
「真面目」
「ワラビ」の葉が細かく均等に並び、きっちりしているところから付いた花言葉です。
物事に真面目に取り組み手を抜くところがなく、安心して仕事を任せられる人へ贈るのに向きます。
態度は不真面目に見えるけれど、要点は押さえてあり、結果はきちんと出す人にも合うでしょう。
この花言葉が合わないのは、上司が見ている所だけ真面目にやる人です。
こういう人は、「見られていない事」を手抜きの根拠にするため、仕事の仕上がりに対する真面目さはありません。
「妖術」
「ワラビ」が地上から姿を消した後、また姿を表す事から付いた花言葉です。
一方、丸まった新芽の姿が、妖しげな術を使う仙人の杖のように見える事も意味が合います。
妖術や妖怪など、オカルティックなものが好きな人へ贈るのに向く花言葉です。
この花言葉が合わないのは、現実主義で妖しいものに拒否感があり、フィクションだとしても楽しめない人です。
好みの問題なので、無理に好きにさせる事は難しいでしょう。
「不思議」
地上からすっかり姿を消してまた姿を表す性質、花が咲かないのに増えるシダ植物の性質や見た目などのイメージから付いた花言葉です。
不思議な事が好きな人へ贈るのに向きます。
一方、言動が常識外れで不思議なイメージがある人にも合います。
この花言葉が合わないのは、自分が平凡な人間であると強く思っていて、それが否定される事を嫌がる人です。
「ワラビ(蕨)」の豆知識
「ワラビ」の名の由来は諸説あります。
1つは、茎の色が焼いた藁のように見える事から「藁火」、もう1つは「茎(わら)実(み)」で、茎が実、つまり食べられるという意味です。
「ワラビ」の名を持つものに「わらび餅」がありますが、これは本来「ワラビ」の地下茎から取ったデンプン(「ワラビ」粉)を使います。
ですが、現在では「ワラビ」が稀少になったため、流通しているもわらび餅のほとんどは「ジャガイモ」から作った「馬鈴薯澱粉」で作られたものです。
まとめ
「ワラビ」は山菜としておいしいものです。
花言葉を知れば、その変わった生態を改めて意識出来るでしょう。
植物を多面的に見せてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。