「ルッコラ」の名でも知られる「ロケット」は、アブラナ科キバナスズシロ属の一年草です。
地中海沿岸原産で、野菜として古代エジプト時代から栽培されており、日本では1980年代から普及し始めました。
花は白または黄色地に濃紫のラインが入った花弁を4枚つけます。
今回は、「ロケット」の花言葉について解説します。
「ロケット」の花言葉
「私に振り向いて」「競争」「切磋琢磨」といいます。
比較的良い意味の言葉が揃い、悪い言葉もないので贈り物に向きます。
一方、不幸な時やお見舞いの時には合いません。
「私に振り向いて」
古代ローマ時代、「ロケット」は惚れ薬として利用されていた事から付いた花言葉です。
効能はともかく、野菜としてのおいしさがあり、「胃袋を掴む」という使い方もできそうです。
恋の告白に添えるのに向く花言葉です。
視線が貰えるだけでも嬉しい、大人気スターへのファンレターにも意味が合います。
この花言葉が合わないのは、配偶者です。
同居しているなら普通に会話しましょう。
話を聞いてくれない相手へ嫌味のつもりなら意味が合いますが、毎日顔を合わせる相手と険悪になっても、何も良い事はありません。
「競争」
惚れ薬として、恋の駆け引きやライバルとの競争の意味で付いた花言葉です。
一方、「ロケット」の名から、アメリカとソビエト連邦(現在のロシアが含まれた、かつての連邦国家)の宇宙開発競争の意味としても合います。
1957年に、人類初の人工衛星が打ち上げられた後、両国は国家の威信を賭け宇宙開発を競い合い、僅か12年後の1969年には、人間が月に降り立ったのです。
勉強にせよスポーツにせよ仕事にせよ、ライバルへ贈るのに向く花言葉です。
この花言葉を贈るのに合わないのは、損得が絡む競争関係になりそうな相手です。
黙って進めた方が、相手の油断を誘えます。
「切磋琢磨」
こちらも宇宙開発競争のイメージから付いた花言葉です。
切磋琢磨とは、宝石を擦り合わせて磨くように互いに磨き合う事を意味します。
宇宙開発においては、片方が人工衛星を上げれば、次は生き物を打ち上げる、次は人間、今度は無人で月まで辿り着く、ついに人間を月に送る事にも成功出来たのです。
これがもし、いずれか1国だけだったら、ずっと時間がかかっていたでしょう。
共に競い合い、技術を磨くライバルへ贈るのに向く花言葉です。
他の塾生と協力しながら実力を付けていく、学習塾のシンボルにも出来ます。
この花言葉が合わないのは、一方的に教わるだけの相手です。
早く互いに磨き合えるような実力になりたい、という決意なら意味が合います。
「ロケット」の豆知識
「ロケット」は、「ロケットサラダ」とも言いますが、英語の呼び方です。
直立する葉を宇宙船の「ロケット」に喩えた名前です。
一方、ルッコラ(ルコーラ)はイタリア語の呼び名で、日本だと「キバナスズシロ」と呼びます。
まとめ
「ロケット」は風味も彩りも良い野菜です。
花言葉を知れば、一層おいしく食べられるでしょう。
植物をより好ましく感じさせてくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。