「レモンバーム(メリッサ)」は、シソ科コウスイハッカ属の多年草です。
南ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ原産で、古くからハーブとして利用されています。
直立した茎を囲むように白または黄色い小花が輪生します。
花期は6月から7月です。
花は、古代ギリシャでも蜜源としても利用されていました。
学名の「メリッサ」は、古代ギリシャ語で「蜂蜜」の意味です。
今回は、「レモンバーム」の花言葉について解説します。
「レモンバーム(メリッサ)」の花言葉
「思いやり」「同情」「共感」といいます。
いずれも良い意味の花言葉で、親しい人へ思いやりや同情を伝えるメッセージになります。
一方、目上の人に対しては、立場を弁えない態度に伝わる事があるため合いません。
「思いやり」
「レモンバーム」はハーブとして利用された植物です。
古いヨーロッパの考えで、植物の形は薬効に関係する、というものがあり、時にハート型に見える葉の「レモンバーム」は、心臓や感情に効果があるとされました。
これにより、気分をリラックスさせる、鎮痛効果があるとされた事から付いた花言葉です。
人を思いやる気持ちは、困った人を助ける時ばかりではありません。
他人がどう感じているかを思い察する事が前提にあります。
「この仕事の成果を受け取った人がどう思うか」「その後どのように利用するか」などと考えながら取り組むと、一層クオリティも上がっていくでしょう。
思いやりに溢れた人へ贈り、親しみを伝えるのに向きます。
家族間で思いやりが持てるよう、自宅で育てるのも良いでしょう。
「同情」
輪生する「レモンバーム」の花が、他の花に寄り添い同情しているように見える事から付いた花言葉です。
同情は上からでは受け容れられず、下からでは状況がよく見えないものです。
同じ高さに並び咲く「レモンバーム」の花は、目線を合わせ相手に同情するイメージとよく合います。
「同情は相手を甘やかす」という考えもありますが、まずは受容して同じ感情をイメージしないと、先へ進めないものです。
相手への同情や共感なしでは、互いにとって無駄なやり取りになってしまうでしょう。
何かしら、傷ついたり落ち込んだりしている親しい人へ贈り寄り添うのに向く花言葉です。
ある程度状況が落ち着いたら、他の接し方に切り替えましょう。
「共感」
こちらも「レモンバーム」の花が寄り添う姿や、薬効で癒すイメージから付いた花言葉です。
同じ物を同じように感じる人がいるのは、嬉しい事です。
SNSで共感が重視され、発展した事からも明らかでしょう。
周りが敵にまわっても、たった1人の共感者がいれば耐えられるものです。
何かしら、共感の気持ちと共に、相手へ贈るのに向く花言葉です。
一方、暴走しがちな人には合いません。
手綱を引いておくぐらいが丁度良い加減です。
まとめ
「レモンバーム」は、ハーブとして親しまれてきた植物です。
花言葉を知れば、より穏やかな気持ちで香りを楽しめるでしょう。
見た目以上の事を伝えてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。