「サギソウ(鷺草)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「サギソウ(鷺草)」の花言葉とは? 花言葉

「サギソウ(鷺草)」という花をご存知でしょうか。

「サギソウ(鷺草)」は、日本や台湾、朝鮮半島が原産の、ラン科サギソウ属の多年草です。

7月~9月にかけて、真っ白な花を咲かせます。

開花した様子は、名前の通り鷺が翼を広げたようなユニーク姿です。

今回は「ルコウソウ」の花言葉について、詳しく見ていきましょう。

「サギソウ(鷺草)」の花言葉

「サギソウ(鷺草)」の花言葉は、基本的には「無垢」「芯の強さ」という意味が有名です。

真っ白でユニークな姿でありながらも、どこか凛とした雰囲気の「サギソウ(鷺草)」のイメージにぴったりの意味です。

また、「夢でもあなたを想う」というロマンチックな意味もあります。

「無垢」

純真無垢な子供や、友人に贈るのにいいでしょう。

「夢でもあなたを想う」

一途な想いを伝えたい時や、愛情を伝える時にぴったりです。

メッセージカードなどに「サギソウ(鷺草)」の写真を添えて、メッセージと共に贈るのもいいですね。

「芯の強さ」

言葉通り、芯の強さを持つ友人に尊敬の意を込めて贈る時におすすめの意味合いです。

「サギソウ(鷺草)」の花言葉の由来

「夢でもあなたを想う」という花言葉は、ある悲しい逸話が由来しています。

室町時代、現在の世田谷区にて城主を務めていた吉良頼康に嫁いだ常盤姫は運よくすぐに子宝に恵まれ、頼康にとても愛されていました。

しかし、頼康にとても大切にされていた常盤姫に嫉妬した他の側室たちの妬みにより悪い噂を流され、頼康もそれを信じてしまいます。

心を痛めた常盤姫は自身の死をもって潔白を証明しようと、飼っていたシラサギの足に遺書を括り付け自ら命を絶ってしまいます。

シラサギはなんとか常盤姫を助けようと、常盤姫の実家のある方角へと羽ばたきますが、狩りをしていた頼康によりシラサギは撃ち落されてしまいます。

頼康は撃ち落としたシラサギの足に括り付けられた常盤姫の遺書に気が付き、慌てて常盤姫を追いかけますが、見つけたときにはすでに亡くなっていました。

常盤姫の遺書を読んだ頼康は後悔し、悲しみにくれます。

そしてシラサギが撃ち落された地には、羽ばたくシラサギそっくりの花が咲くようになり、これが「サギソウ(鷺草)」だったと言われています。

この話から「夢でもあなたを想う」という意味がつけられたと言われています。

「サギソウ(鷺草)」の豆知識

「サギソウ(鷺草)」は近年、乱獲などで数が減少してしまったため、準絶滅危惧種に指定されている貴重な花でもあります。

かつては北海道、青森以外の場所ではよくみかけられていましたが、自生している「サギソウ(鷺草)」はかなり貴重です。

見かけたら大切にしてあげてくださいね。

まとめ

「サギソウ(鷺草)」は悲しい逸話もありますが、儚くも美しく、そして凛とした花言葉を持つ植物です。

人にプレゼントする時、自分で育てる時、花言葉の意味を知っていると楽しくなります。

花言葉をお調べの際はぜひ参考にしてください。

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