「ルピナス」は、マメ科ハウチワマメ属の北アメリカ原産の植物です。
5月から6月にかけて長い花穂に立ち上がるように咲く小さな花をいくつもつけます。
涼しく、乾燥した地域では多年草として咲きますが、日本の大部分は高温多湿のため一年草として知られていることが多いです。
そんな「ルピナス」の花言葉について解説していきます。
「ルピナス」の花言葉
「ルピナス」の学名はLupinus spp. と表記されます。
これはラテン語で狼を意味するLupusに由来する言葉ですが、「ルピナス」は狼のように荒地でも生育できる強い生命力を持った植物であることからつけられたと言われています。
またノボリフジ(昇り藤)、タチフジ(立ち藤)とも称されますが、これは藤の花を逆さにしたような花姿であることからついた別名です。
この「ルピナス」の花言葉は「貪欲」、「想像力」、「空想」です。
これらの由来について説明します。
「ルピナス」の花言葉「貪欲」
「ルピナス」はその名前の由来のとおり生命力が強い植物で、荒れた土地でも十分育つことができます。
そんな「貪欲」な生命力の様子からこの花言葉はつけられました。
「ルピナス」の花言葉「想像力」「空想」
古くヨーロッパでは「ルピナス」を薬草として用いたり、お酒のおつまみとして食用にしていました。
「ルピナス」を食べると、幸せな気分になれたり、想像力が高まることが期待されていたのです。
そんな食の効用から「想像力」、「空想」という花言葉がついたそうです。
「ルピナス」の色別花言葉
「ルピナス」はカラーバリエーションが豊富な植物で、「ルピナス」全体を指す花言葉に加えて色ごとにも花言葉を持っています。
代表的なものについていくつか紹介します。
「ルピナス」の白色の花言葉「感謝」「常に幸福」
「ルピナス」は牧草として用いられてきた歴史を持つ植物です。
家畜の餌になること、そして食べると幸せな気分になることから「感謝」、「常に幸福」という花言葉がつきました。
「ルピナス」の黄色の花言葉「多くの仲間」
「ルピナス」の花は、茎の先に密着して多くの花をつけます。
そんな花が集まっている様を「多くの仲間」という花言葉で表現したとされます。
「ルピナス」の青色の花言葉「母性愛」
牧草としても用いられた「ルピナス」は、時に肥料としても用いられることがありました。
大地に栄養を送る存在としての「ルピナス」に「母性愛」という花言葉を当てはめたようです。
「ルピナス」のローズ色の花言葉「珍奇」
「ルピナス」の花の中でもピンクを濃くしたローズ色のものは珍しく目を引きます。
っ珍しい色、ということで「珍奇」と花言葉がつけられました。
「ルピナス」の豆知識
日本の大部分では一年草の花として扱われる「ルピナス」ですが、北海道では群生地があり観光地として有名な場所もいくつかあります。
中でも北海道上川郡美瑛町の四季彩の丘では6月と7月の2回、満開の「ルピナス」畑を楽しむことができるそうです。
まとめ
「ルピナス」の種類は大変多く、ガーでイングで楽しむもの、切り花に向いているものなどいろいろあります。
贈り物として「ルピナス」を手に取る際の参考になさってください。