「ヤマトアオダモ」は、モクセイ科トリネコ属の落葉樹です。
日本固有種で、本州から九州に分布し、丘陵地から山地の渓沿いや斜面に生育します。
白く花弁のない花が枝に円錐状に付き、花期は4月から5月です。
今回は、「ヤマトアオダモ」の花言葉について解説します。
「ヤマトアオダモ」の花言葉
「幸せな日々」「未来への憧れ」といいます。
近縁の「アオダモ」の花言葉と重複します。
いずれも良い意味の花言葉で、贈り物やお祝いに向きます。
一方、お見舞いや不幸な時には、あまり向きません。
「幸せな日々」
ふわふわした花のイメージから付いた花言葉です。
幸せな日々を一緒に過ごしたいというイメージで、プロポーズに添えて贈るのに向きます。
結婚や就職など、大きなライフイベントを迎えた親しい人に贈っても合います。
日々を幸せに過ごしたいという意味で、家に植えるのも良いでしょう。
幸せな日々を過ごすのに重要な、保険商品の商品イメージにも使えます。
この花言葉を贈るのに向かないのは、今現在辛い状態にあり、幸せを感じられていない人です。
「幸せになるように」という意味だとしても、辛い渦中にあるとなかなかポジティブには考えられないものです。
「未来への憧れ」
「アオダモ」が野球のバット材料になる事から付いた花言葉です。
現在だと到底信じられませんが、昭和期はテレビもラジオも野球一色で、プロ野球選手が子供達にとって一番のヒーローだった時代があったのです。
そんな時代、プロ選手が使うアオダモのバットは、子供の憧れだったのです。
他に、「ヤマトアオダモ」が落葉や開花など、四季を通じ楽しめるというのも意味が合います。
卒業式などのディスプレイに向く花言葉です。
起業した友人に贈るのも良いでしょう。
この花言葉が合わないのは、未来がある程度見えてきて、終活などを始めている人です。
ごく稀に心に響く人もいますが、周囲の人との関係もあり、難しいでしょう。
「ヤマトアオダモ」の豆知識
「ヤマトアオダモ」の名は、「大和(日本)」のアオダモを意味します。
アオダモの語源については、まず「アオ(青)」が青い蛍光成分を持つ事です。
枝を切って水に漬け、暗くすると青く見えます。
一方、「ダモ」の方は、諸説あり「タブノキ(椨の木)」「撓(たわ)める」などが転訛したと言われています。
まとめ
「ヤマトアオダモ」はそれほど目立つ特徴はなく、雑木と一緒に切り倒されてしまう事もある木です。
花言葉を知れば、存在に気付き、詳しく観察も出来るでしょう。
風景の解像度を増す、花言葉を是非参考にして下さい。