「ヤブマメ(藪豆)」という花をご存知でしょうか。
「ヤブマメ(藪豆)」は、日本や中国などの東アジアを原産国とする、マメ科ヤブマメ属の一年草です。
今回は「ヤブマメ(藪豆)」の花言葉や由来について、詳しく見ていきましょう。
「ヤブマメ(藪豆)」の花言葉
白色で先端が紫色のラッパ状の花を咲かせる「ヤブマメ(藪豆)」の、2つの花言葉をご紹介します。
「生命力の強さ」
地上と地中の両方に花を咲かせる「ヤブマメ(藪豆)」の特性が、「生命力の強さ」という花言葉の由来とされています。
地上に咲く花は開放花と閉鎖花の2種類があり、地中では閉鎖花が咲きます。
合計3種類の花を咲かせるとても珍しい花です。
強い生命力を持つ植物なので、元気になって欲しい方へ、励ましの気持ちを込めて「ヤブマメ(藪豆)」の写真やイラストを贈ってみるのもよいでしょう。
花は2㎝ほどと小さいながらも、とても力強い植物です。
「二股」
「二股」という花言葉も、地上と地中の両方に花を咲かせる特性から生まれました。
地上と地中の両方の花が同時に成長を遂げている、「ヤブマメ(藪豆)」らしい花言葉です。
地中には、地下茎がありその先端に閉鎖花がつきます。
また、地上と地中のどちらにも実が生ります。
見る事ができないない土の中でも、日々変化している魅力的な植物です。
「ヤブマメ(藪豆)」の名前の由来
ヤブ(藪)に自生しているマメ科の植物である事から、「ヤブマメ(藪豆)」という名前がついたと言われています。
「ツチマメ(土豆)」という別名もあります。
「ヤブマメ(藪豆)」の豆知識
「ヤブマメ(藪豆)」は、名前に豆がついている通り、地中に紫がかった色のコロコロとした豆のような実が生ります。
そして、その実は食べる事ができます。
アイヌの人々が好んで食べていたという逸話があります。
地上にもさやえんどうのような実が生りますが、地上に生る実は食べられません。
花だけではなく、地上と地中の両方に実が生る「ヤブマメ(藪豆)」の、2種類の実についての豆知識でした。
まとめ
小さくて可愛らしい花を咲かせる「ヤブマメ(藪豆)」についての解説でした。
花言葉の通り、生命力の強いたくましい植物です。
どこかで見かけた時は、土の中で成長を遂げている花や実の姿を想像してみてください。