「ヤブツバキ(薮椿)」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ヤブツバキ(薮椿)」の花言葉とは? 花言葉

「ヤブツバキ(薮椿)」はその名の通り、野生のツバキです。

数ある園芸品種のもととなった原種で、庭木や生け垣などとしてよく見られるツバキは、本種なくしては生まれることはなかったと言っても過言ではありません。

また単にツバキと呼ばれることもよくあります。

別名は「ヤマツバキ」

青森県から沖縄県までと広い範囲で見られる日本固有種で、別名通り山で見られることもよくあります。

開花期は10〜4月で、花の色は赤や白。

咲いた花が丸ごと落ちる、果実からはツバキ油が採れるなどといった性質を備えているほか、花は園芸種と比較すると控えめで落ち着いた雰囲気なので、茶花(茶席に飾る花)としても好まれています。

「ヤブツバキ(薮椿)」の花言葉

「ヤブツバキ(薮椿)」の花言葉は「気取らない優美さ」「控えめな美点」「控えめな優しさ」などです。

これらはツバキと共通のもので、花は華やかな姿をしているにもかかわらず、香りがないことからきていると言われています。

花言葉はおしとやかな大和撫子にはぴったりであると言えるでしょう。

また、ツバキは冬の寒さにも負けずに花を付けることから縁起の良い木とされています。

ただし花が落ちる様が死を連想させるため、入院中や闘病中の方に贈るのはタブーです。

その点にさえ気を付ければ、贈り物として大いに活躍してくれるでしょう。

フラワーギフト、プリザーブドフラワー、フラワーアレンジメントなど、相手やシーンに合わせて様々な形態や色のものを選ぶことができるのも利点です。

「ヤブツバキ(薮椿)」の豆知識

「ヤブツバキ(薮椿)」はツバキ科ツバキ属の常緑小高木です。

暑さにも寒さにも強く丈夫で、樹高は時に15mほどになることもあります。

古くから日本人と密接に関わってきた木のひとつで、日本最古の観賞用花木として知られているほか、果実から採れるツバキ油は食用油、照明、薬、美容品などとして用いられてきました。

ツバキ油を採取するために作られた「ヤブツバキ(薮椿)」の純林が、今に残っているケースもあるそうです。

加えて現在栽培されているツバキの園芸種の多くは本種とユキツバキなどを交配して作られたものだと言われています。

また「ヤブツバキ(薮椿)」自体が鑑賞用に栽培されることもあるためか、市場での取り扱いは少なくありません。

まとめ

「ヤブツバキ(薮椿)」はツバキの原種です。

私たちが生け垣や庭木でよく見かけるツバキ類のご先祖様と言えるでしょう。

他のツバキと比較すると比較的控えめな雰囲気で、茶花などとして人気です。

花言葉は「気取らない優美さ」「控えめな美点」「控えめな優しさ」など。

特におしとやかな大和撫子にはぴったりなものであると言えるでしょう。

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