「ヤナギバヒマワリ(柳葉向日葵)」はキク科ヒマワリ属の多年草です。
普通のヒマワリとは同じキク科ヒマワリ属の仲間の関係にあり、ヒマワリの花をだいぶ小さくしたような、大きさ4〜6cmほどの花を咲かせます。
一方、名前にヤナギバと付いている通り葉は細長く、幅は1cmほどしかありません。
開花期はヒマワリより遅く、9〜10月。
ヒマワリに夏のイメージがあるのに対し、こちらは秋の花です。
また花の色は黄色(オレンジ)のみ。
普通のヒマワリには鑑賞用以外にも種を食用とする、油脂を採る、肥料にするなど多くの用途があるのに対し、こちらは主に観賞用に栽培されています。
「ヤナギバヒマワリ(柳葉向日葵)」の花言葉
「ヤナギバヒマワリ(柳葉向日葵)」に付けられた花言葉は多く、「君のそばにいるよ」「憧れ」「輝かしい未来」「快活な性格」「崇拝」「誘惑」などがあります。
花言葉の由来についてはっきりとしたことは分かっていません。
しかし、このうちのいくつかは太陽を思わせる明るい色合いの花からきている可能性があります。
それはさておき、花言葉の多くがポジティブなものであり、特に「君のそばにいるよ」や「輝かしい未来」といったものはギフトに込める花言葉としては使いやすいと言えるでしょう。
ギフト市場では普通のヒマワリの方がずっとメジャーですが、花はヒマワリよりもずっとコンパクトである、開花期が異なるなど注目すべき点はあります。
「ヤナギバヒマワリ(柳葉向日葵)」の豆知識
「ヤナギバヒマワリ(柳葉向日葵)」の原産地は中央アメリカです。
丈夫な花で、暑さにも寒さにもよく耐え、病気や害虫から大きなダメージを受けることはめったにありません。
草丈は50〜150cmほど。
ただし、野生の個体は200cmを越える高さになることもあります。
また市場においては「ヘリアンサス」や「ゴールデンピラミッド」という名前で流通することもあるようです。
「ヘリアンサス」は学名由来のもので、「ゴールデンピラミッド」は代表的な品種の名前からきています。
加えて新潟県の上越市や十日町市といった地域では「ヤナギバヒマワリ(柳葉向日葵)」を観光資源として活用しているようです。
まとめ
「ヤナギバヒマワリ(柳葉向日葵)」はヒマワリの仲間で、幅1cmほどの細長い葉や大きさ5cmほどの小さめの花を付けるのが特徴です。
主に観賞用に利用される種で、花壇や公園などでその姿を見ることができるほか、一部地域では観光資源として扱われています。
花言葉は「君のそばにいるよ」「憧れ」「輝かしい未来」「快活な性格」「崇拝」「誘惑」など。
ギフトとしては普通のヒマワリの方がメジャーですが、花言葉や開花期、サイズの違いからこちらの方が良いという場面もあるでしょう。