「ヤハズソウ」の花言葉とは?色や由来など花言葉を徹底解説

「ヤハズソウ」の花言葉とは? 花言葉

「ヤハズソウ」はマメ科ハギ属の多年草です。

海外では中国、朝鮮半島、台湾、国内では全域に分布し、日当たりの良い草地から、未舗装の道路などにも生育します。

北アメリカにも帰化が見られ、牧草などに利用されています。

花は淡紅紫色の蝶型で、花期は8月から10月です。

今回は、「ヤハズソウ」の花言葉について解説します。

「ヤハズソウ」の花言葉

「雄弁」といいます。

「ヤハズソウ」は大きくても草丈30cm程で、1株を取り出しても、それほど目立つ植物ではありません。

一方、その生息域は広く、踏まれるのにも強いため、芝生雑草としても存在感を放ちます。

そんな、目立たないようで主張の強い性質から付いた花言葉です。

人前で話す事が得意で、堂々と主張し、人の心を動かせる人へ贈るのに向く花言葉です。

喋る事はあまり出来ないけれど、SNSの議論はやたら強い人も意味が合います。

説明はないけれど、デザインだけでその用途や利点を物語るキッチン用品のブランドイメージにも使えます。

何かと人に言い負け、主張を押し殺してしまう時、「ヤハズソウ」をスマホの待ち受けにして、心を奮い立たせるのも良いでしょう。

この花言葉が合わないのは、口数が多いだけの人です。

「雄弁」という言葉には、人を感銘させるような、「堂々とした弁舌」という意味があり、何かしら小狡い印象は逆効果になります。

また、大声で人を威圧するタイプの人も合いません。

内容で勝負出来ないため、暴力を臭わせているだけで、弁舌で負けたと言っているようなものです。

「ヤハズソウ」の豆知識

「ヤハズソウ」は、「矢筈草」と書きます。

「矢筈」というのは、掛け軸などをかける時に、高い所に届かせる竿状の道具の名前です。

「矢筈」の名前は、弓矢の矢に施された細工「筈(はず)」に似ている事から付いたものです。

矢をつがえる時、弦が矢の後ろからずれないように、矢の後ろには弦を受ける窪みが作られています。

この細工が「筈」です。

元は「箆(の)」つまり、「棒」に直接切れ目を入れていたのですが、強い弓で矢が裂けてしまう事があるため、金属などでキャップ状にかぶせるものが作られました。

弦は「筈」に引っかかるのが1番自然で当たり前なので、「道理」「当たり前」「容易に推測出来る」という事を表す言葉として「筈」が使われるようになったのです。

「ヤハズソウ」のどこが「矢筈」なのかと言えば、葉です。

「ヤハズソウ」の葉には「V」字の葉脈が細かく入っており、引くと「V」字にちぎれます。

この形に、弦がかけられそうなところから付いたのです。

まとめ

「ヤハズソウ」は雑草扱いされる、有り触れた植物です。

わざわざ鑑賞する機会もないかも知れません。

けれど花言葉を知れば、その存在を認識し、可愛らしい花を楽しむ事も出来るでしょう。

風景に色を足してくれる、花言葉を是非心に留め置いて下さい。

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