「モルセラ」はシソ科モルッケラ属の一年草です。
小さな白やピンクの花を、円筒形で黄緑色の萼(がく)が包み込んでいるというとてもユニークな見た目をしていることから「貝殻サルビア」とも呼ばれます。
また英語圏では「Bells of Ireland(アイルランドのベル)」と呼ばれるそうです。
加えて花からはミントに似た香りが漂うことも特徴の一つ。
開花期は7〜9月で、花を包み込む萼の大きさは3cmほどです。
主に観賞用として花壇や鉢などに植えられる花で、草丈は40〜90cmほどとなります。
「モルセラ」の花言葉
「モルセラ」の花言葉は「感謝」「永遠の感謝」「希望」です。
これらの花言葉はその萼が教会の鐘をイメージさせることからきていると言われています。
「感謝」も「希望」もポジティブかつ汎用性の高い花言葉なので、様々なシーンや相手に使うことができるでしょう。
おまけに「モルセラ」はギフトとして使われることも少なくないからか、入手性がなかなか良いという点も嬉しいところ。
例えば普段お世話になっている方に感謝の気持ちを込めて贈る、希望を持って前向きな気持ちになって欲しい方に贈る、会社の命運をかけたプロジェクトなど絶やしてはいけない希望の灯が輝けるよう祈りを込めて飾るなどの用途が考えられます。
黄緑色の萼がとても目立つためか、他の鮮やかな色の花と合わせられることもよくあるようです。
またドライフラワーにすると萼の部分が少し茶色を帯びたクリーム色に変わっていきます。
崩れにくく、また生花とは異なる美しさを持つこともありこちらも好評のようです。
「モルセラ」の豆知識
「モルセラ」の原産地は地中海沿岸やインド北西部などです。
また「モルセラ」の名はかつて原産地であると間違われていたインドネシア共和国のモルッカ諸島(マルク諸島とも呼ばれる)に由来しています。
暑さや乾燥には強い一方、ジメジメした環境を嫌うので特に夏の間はできるだけ風通しの良い場所に置き、水はやり過ぎないようにしましょう。
また肥料は多く必要とするので、たっぷりと与えるようにすると花を多く付けてくれます。
まとめ
「モルセラ」はシソ科の一年草です。
花を包み込んでいる黄緑色の萼がとても目立つことから「貝殻サルビア」や「Bells of Ireland(アイルランドのベル)」などとも呼ばれます。
花言葉は「感謝」「永遠の感謝」「希望」。
ギフト用の花としても入手は難しくないほか、ドライフラワーとしても扱いやすいうえ、花言葉の汎用性が高いこともあり様々なシーンにて使えるでしょう。