「モカラ」はラン科モカラ属の多年草です。
交配によって人工的に生み出されたランの一種で、日本でも一年を通して入手することができます。
花は5枚の花びらを持つ大きさ4〜6cmほどのもので、色鮮やかなうえに花持ちがとても良いのが特徴。
花のカラーバリエーションには赤、オレンジ、黄色、マゼンタ、紫、ピンクなどがあります。
「モカラ」の花言葉
「モカラ」の花言葉は「優美」「気品」です。
これらは文字通り、優美で気品ある花の姿からイメージされたものだと言われています。
また色別の花言葉もあり、赤のものは「魅惑」、オレンジのものは「優美」、黄色のものは「優雅」、ピンクのものは「美しい淑女」、紫のものは「気品」とされています。
ゆえにホテルやラウンジなどで高級感を演出したい時や、ウェディングなど特別な日に使うブーケが必要になった時などに活躍してくれるでしょう。
美しく気品ある人間でいられますように、上品な振る舞いが身に付きますようになどの願いを込めて飾るのも一つの手です。
「モカラ」の豆知識
「モカラ」はアスコセントラム属、アラクニス属、バンダ属の3種を交配して作り出されたものなのですが、この3種はいずれも東南アジアなど温暖な地域にルーツを持っているためか、「モカラ」もまたタイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、オーストラリアなど暖かい国々で栽培されています。
一方、日本の気候にはあまり合わないので日本で見られる「モカラ」の多くは輸入品です。
しかしその割に価格は高くなく、お部屋などに気軽に飾ることもできます。
切り花を飾る際は、咲き終わった花をこまめに取り除くようにすると長く楽しむことが可能です。
また寒さは苦手なので、暖かい場所に飾ると良いでしょう。
なお日本における「モカラ」の栽培は、沖縄県のような特に温暖な地域か、温室のような設備の中でないと厳しいでしょう。
規模は大きくはありませんが沖縄県では「モカラ」の商業生産が行われています。
まとめ
「モカラ」は人工的に生み出されたランの一種です。
色鮮やかで花持ちが良いという特徴があり、花のカラーバリエーションも豊富。
日本でも一年中手に入れることができ価格も高くないので、切り花やブーケ、ギフトなど様々な形で見かけることができます。
花言葉は「優美」「気品」など。
他のラン同様、高級感ある花として特別なシーンでも活躍してくれるでしょう。
