「ボロニア(ピナータ)」は「ボロニア」の代表的な品種のひとつです。
「ボロニア・ピナータ」「ボロニア・ピンナタ」と表記されることもあります。
ミカン科ボロニア属に分類される常緑低木で、樹高は50〜150cmほどとコンパクト。
開花期の3〜5月になると、4枚の花びらを持つ十字型の花を咲かせます。
花の大きさは1〜2cmほどで、花の色はピンク、マゼンタ、白など。
花や枝、葉からはさわやかな柑橘系の香りがするという点も人気の一因です。
「ボロニア(ピナータ)」の花言葉
「ボロニア(ピナータ)」の花言葉は「芳香」と「心が和む」です。
「芳香」は読んで字のごとく、「ボロニア」が持つ良い香りからきています。
一方「心が和む」は小さな花がにぎやかに寄り集まって咲く様子からきていると言われているようです。
市場では小さなポットに入ったものも売られていますが、結局は低木であり一般的な花よりはずっと大きくなるので、一般的なギフトとしてはあまり向かないでしょう。
おまけに管理も難しいです。
それゆえ気候に恵まれた場所でなければ庭木にすることも困難でしょう。
向いている用途は室内に置く鉢植えです。
柑橘系の香りには気分をリフレッシュさせる、不安や緊張をほぐす、落ち込んだ気持ちを明るくさせるなどの効果があると言われているため、花言葉通り心を和ませるための空間にはぴったり。
かわいらしく華やかな花も心を癒してくれるでしょう。
「ボロニア(ピナータ)」の豆知識
「ボロニア(ピナータ)」の原産地はオーストラリア東部、ニューサウスウェールズ州です。
乾燥した環境を好むうえ、耐寒性、耐暑性ともに弱いため日本で栽培するのは困難。
特に高温多湿な夏を越すのは難しく、夏が来れば枯れるものと割り切ってしまっている人も少なくないようです。
おまけに水加減も難しく、乾燥した環境が好きだとはいえ水切れを起こすと枯れてしまいますし、かといって水をやり過ぎると今度はあっという間に根腐れを起こしてしまいます。
しかし他に温度管理が必要な植物やペットを飼っているなら、比較的少ない負担で育てることが可能な場合もあるでしょう。
またハダニやアブラムシにも弱いので、防除の準備をしておくと安心です。
まとめ
「ボロニア(ピナータ)」は「ボロニア」の代表的な品種のひとつ。
ミカン科の低木で、花や枝、葉からは柑橘系の香りが漂います。
また開花期は3〜5月で、花は4枚の花びらを持つ十字型のもの。
花の色はピンク、マゼンタ、白などです。
なお花言葉は「芳香」と「心が和む」。
柑橘系の香りにはリフレッシュ効果があるので、心を休ませるための部屋に置くと良いでしょう。