「ボケ(木瓜)」という花をご存知でしょうか。
「ボケ(木瓜)」は、中国原産、バラ科ボケ属の落葉低木です。
今回は「ボケ(木瓜)」の花言葉や由来について、詳しく見ていきましょう。
「ボケ(木瓜)」の花言葉
赤・白・ピンク色の花を咲かせる「ボケ(木瓜)」の、4つの花言葉をご紹介します。
「先駆者」
早春よりも一足早い2月頃より花が咲き始める事から、「先駆者」という花言葉が生まれました。
2月~5月頃が「ボケ(木瓜)」の開花時期と言われています。
寒さが残る時期から、丸みのある梅のような花を次々に咲かせます。
春の訪れをいち早く教えてくれる植物です。
「指導者」
「先駆者」同様、他の春の花よりも開花が一足早い事が、「指導者」の由来とされています。
堂々とした華やかさと品格があり、春の花の中で先頭を切って咲き誇っている、「ボケ(木瓜)」にふさわしい花言葉です。
盆栽としても人気のある植物なので、お世話になっている方への感謝の気持ちを込めた贈り物としてもおすすめです。
「妖精の輝き」
赤・ピンク色の花の美しさが、「妖精の輝き」の由来とされています。
鮮やかな赤・ピンク色の花は、目が覚めるような輝かしい美しさを持っています。
また、花の大きさが2~4㎝程度と小さい事から、花を妖精に見立てたのではないかと言われています。
小さな花がたくさん咲いている姿が、美しくも可愛らしい植物です。
「平凡」
「ボケ(木瓜)」が2~3m程の低木である事から、「平凡」という花言葉が生まれました。
庭木や盆栽としても人気がある「ボケ(木瓜)」は、大きさは控えめですが花の美しさは見事なものです。
場所を選ばず育てやすいという特徴を持つ植物です。
「ボケ(木瓜)」の名前の由来
「ボケ(木瓜)」は、9月~10月頃に黄色い果実が生ります。
木に生る果実が「ウリ(瓜)」の果実に似ている事が由来となり、「ボケ(木瓜)」という名前がついたと言われています。
「ボケ(木瓜)」の豆知識
名前の由来に関係している「ボケ(木瓜)」の果実ですが、収穫して食べる事が出来ます。
9月~10月頃に5㎝程の果実が生ります。
苦みがあるため、そのまま食べる事は難しいのですが、ジャムや果実酒にすると美味しく食べる事ができます。
気になる方は、レシピを検索されてみてください。
まとめ
上品で可愛らしい花を咲かせる、「ボケ(木瓜)」についての解説でした。
2月頃に丸みのある小さな花を見かけたら、それは「ボケ(木瓜)」かもしれません。
花言葉を思い浮かべながら、ゆっくりと観察されてみてください。