すっきりした香りが心地よい「ペパーミント」は、シソ科ハッカ属の多年草です。
ヨーロッパ原産で、1750年頃イギリスで栽培が始まり、その後ヨーロッパ各地に広まりました。
日本にも持ち込まれましたが、大規模な商業栽培は行われていません。
花は「シソ」に似て薄紫色の小花が穂を作って咲き、花期は7月から8月です。
今回は、「ペパーミント」の花言葉について解説します。
「ペパーミント」の花言葉
「心の温かさ」「美徳」「真心」「永遠の爽快」といいます。
好ましい言葉が揃い、親しい人へ贈るのに向きます。
一方、関係の浅い相手には少々踏み込みすぎの印象を与える為、他のものと合わせるなど工夫が必要です。
「心の温かさ」
「ミント」類はハーブとしての薬効があり、古くから利用されてきました。
そこから、人を癒やしリラックスさせる温かい心を持つ人に見立てた花言葉です。
一方、「ペパーミント」には清涼感があり、一見すっきり冷たいけれど、心は温かいという意味でも合います。
心が温かく気配り上手な友人や恋人、配偶者などへ贈るのに良いでしょう。
「美徳」
人を助ける「ペパーミント」は、慈悲溢れる美徳を備えた聖人のイメージに合います。
心がけや行いが慈悲深く正しい友人へ贈るのに向きます。
何かしら人品優れた人にも良いでしょう。
この場合の美徳のイメージは、キリスト教の「七つの美徳」ですが、あまりそこにこだわると現代日本の価値観に合わなくなる事もあるので、柔軟に考えましょう。
「真心」
こちらも、「ペパーミント」の薬効を、人を助ける真摯な心がけと解釈した花言葉です。
真心から人を助けたいという気持ちで、社会貢献する人へ向く花言葉です。
心からの愛情という意味で、恋の告白やプロポーズにも合います。
この花言葉が向かないのは、一度騙した相手です。
警戒されており、言葉は響きません。
信用は行動で得ましょう。
もし何度も騙せてしまう人だとしても、調子に乗ればいずれしっぺ返しが来ます。
「永遠の爽快」
「ペパーミント」が地下茎やこぼれ種で生え広がり、葉をいつまでも利用出来る事から付いた花言葉です。
良い意味でもありますが、「迂闊に植えるな」という、戒めとして覚えておきましょう。
「ペパーミント」の豆知識
「ペパーミント」は、別名「コショウハッカ」とも呼びますが、「ペパー(コショウ)」「ミント(ハッカ)」という、そのまま和訳した名前です。
刺激の強さをコショウに喩えています。
歯磨き粉やカクテルなどに使われ、「メントール」が主な香り成分です。
一方、欧米で料理などに使われるミントは「スペアミント」で、味も香りも穏やかです。
まとめ
「ペパーミント」は香りだけが特に身近な植物です。
花言葉を知り、興味を深めれば、花を楽しむ機会も持てるでしょう。
日常生活の解像度を上げてくれる、花言葉を是非参考にして下さい。